|
|||
◎ 有限の深さの井戸型ポテンシャル |
|||
〔表記〕 ベクトル<> 座標単位ベクトル<xu>,<yu>,<zu> 内積* 外積# |
|||
◎ 井戸型ポテンシャル 特定の位置で V=0 その他の位置で V=V0=定数>0 粒子の全エネルギー E E<V0 古典的には、特定の位置に閉じ込められている状態
◆ 井戸型ポテンシャル -L<x<L で V=0 それ以外で V=V0〔V0=有限の正の定数〕 粒子は、x=-L , L でのみ無限大の力を受け、他は力を受けない 1個の粒子 質量 m 1次元 定常状態 粒子のエネルギー E 位置に関する状態関数 φ(x) E<V0 の場合 root(2*m*E)/h.≡k0=正の定数 root[2*m*(V0-E)]/h.≡k2=正の定数 ● 古典論では、井戸の中だけを等速直線運動する往復運動に限られる ■ 井戸の中で φ;;x=-(2*m*E/h.^2)*φ=-k0^2*φ 基本解 cos(k0*x) , sin(k0*x) ※ 複素指数関数で表してもよい、規格化されていない 井戸の外で φ;;x=+[2*m*(V0-E)/h.^2]*φ=+k2^2*φ φ は、指数関数で表される。x->-∞ , x->∞ で、φ が発散しないようにして、 L<x A*exp(-k2*x) x<-L B*exp(k2*x) ■ x=L , x=-L の所で φ の値と φ;x の値が一致するようにする φ が偶関数のとき x<-L で φ=A*exp(k2*x) -L<x<L で φ=cos(k0*x) L<x で φ=A*exp(-k2*x) x=-L で A*exp(-k2*L)=cos(k0*L) A*k2*exp(-k2*L)=+k0*sin(k0*L) @ x=L で cos(k0*L)=A*exp(-k2*L) -k0*sin(k0*L)=-A*k2*exp(-k2*L) A @とAは同じ条件 @より A=cos(k0*L)*exp(k2*L)=(k0/k2)*sin(k0*L)*exp(k2*L) tan(k0*L)=k2/k0 ★. φ が奇関数のとき x<-L で φ=-B*exp(k2*x) -L<x<L で φ=sin(k0*x) L<x で φ=B*exp(-k2*x) x=-L で -B*exp(-k2*L)=-sin(k0*L) -B*k2*exp(-k2*L)=k0*cos(k0*L) B x=L で sin(k0*L)=B*exp(-k2*L) k0*cos(k0*L)=-B*k2*exp(-k2*L) C BとCは同じ条件 Bより B=sin(k0*L)*exp(k2*L)=-(k0/k2)*cos(k0*L)*exp(k2*L) tan(k0*L)=-k0/k2 ★. |
|||
★ 井戸型ポテンシャルの中の粒子 ★ |