物理-力学  2013/11-2012/10 Yuji.W

☆衝突-箱の中1次元☆

◇ベクトル<A> 単位ベクトル<Au> 成分<A>:y 縦ベクトル<A) 内積* 外積#
sin(a)=Sa cos(2*y)=C2y tan(3*x)=T3x exp(x)=Ex exp(2*x)=E2x
e^(i*x)=expi(x)=Eix ln(x)=Lx ln(2*x)=L2x 10^n=Ten(n) 2013/11
微分; 2階微分;;  偏微分;y
時間微分' 積分$ 表示のお約束 物理定数 -

◇壁との衝突◇

「箱の中の衝突1D」

◆2質点1次元 左右に壁がある 質点は、質点同士の衝突と、壁との衝突を繰り返す。質点の速さはどうなるだろうか。

■「質点同士の衝突=>両側の壁に衝突」を、2回繰り返すと、また元の速さに戻る。

■質点(m1)が壁(m2)に衝突する m1<<m2 v2=0

 \v1=-v1 速さは変わらない。 \v2=0

■壁が動いているとき、m1<<m2 v2=W

 \v1=-v1+2*W \v2=W

◇同質量の2質点,一方が静止◇

◆m1=m2=1 v1=1 v2=0

●粒子同士の衝突は、速さが入れ替わる 壁とは、向きだけ入れ替わる

■1回目の衝突前 1 0 =(衝突後)=> 0 1

右側は、壁に衝突し跳ね返って来て、

 2回目の衝突前 0 -1 =(衝突後)=> -1 0

左側は、壁に衝突し跳ね返って来て、

 3回目の衝突前 1 0 最初と同じになった。後は繰り返し。

◇同質量の2質点◇

◆m1=m2=1 v1=1 v2=-1

●粒子同士の衝突は、速さが入れ替わる 壁とは、向きだけ入れ替わる

■1回目の衝突前 1 -1 =(衝突後)=> -1 1

右側は、壁に衝突し跳ね返って来て、

 2回目の衝突前 1 -1 最初と同じになった。後は繰り返し。

◇同質量の2質点◇

◆m1=m2=1 v1=2 v2=1

●粒子同士の衝突は、速さが入れ替わる 壁とは、向きだけ入れ替わる

■1回目の衝突前 2 1 =(衝突後)=> 1 2

右側は、壁に衝突し跳ね返って来て、

 2回目の衝突前 1 -2 =(衝突後)=> -2 1

左側は、壁に衝突し跳ね返って来て、

 3回目の衝突前 2 1 最初と同じになった。後は繰り返し。

◇異なる質量,一方が静止◇

◆m1=2 m2=1 v1=1 v2=0

●質点同士の衝突 \v1=(1/3)*v1+(2/3)*v2 \v2=(4/3)*v1-(1/3)*v2

壁との衝突は、向きが変わるだけ。

■1回目の衝突前 1 0 =(衝突後)=> 1/3 4/3

右側は、壁に衝突し跳ね返って来て、

 2回目の衝突前 1/3 -4/3 =(衝突後)=> -7/9 8/9

両側が、壁に衝突し跳ね返って来て、

 3回目の衝突前 7/9 -8/9 =(衝突後)=> -1/3 4/3

両側が、壁に衝突し跳ね返って来て、

 4回目の衝突前 1/3 -4/3 2回目の衝突前と同じ。後は繰り返し。

◇運動量0◇

◆運動量 0 のとき、v1/v2=-m2/m1

■質点同士の衝突でも、速さが変わらない。壁と衝突しても、速さは変わらないから、永遠に速さは変わらない。ただ、向きが変化するだけ。

◇2質点の衝突◇

◆m1=2 m2=1 v1=1 v2=-3

●質点同士の衝突 \v1=(1/3)*v1+(2/3)*v2 \v2=(4/3)*v1-(1/3)*v2

壁との衝突は、向きが変わるだけ。

■1回目の衝突前 1 -3 =(衝突後)=> -5/3 7/3

両側が、壁に衝突し跳ね返って来て、

 2回目の衝突前 5/3 -7/3 =(衝突後)=> -1 3

両側が、壁に衝突し跳ね返って来て、

 3回目の衝突前 1 -3 最初と同じ。後は繰り返し。

{衝突を繰り返すと、いろいろな速さが出てきて、平均化されるのかなと思っていた。2種類の速さの繰り返しになることが多いようだ!}

◇2質点の衝突◇

2回衝突すると、最初の速さにもどるのだろうか。

●質点同士の衝突 \v1=(1/3)*v1+(2/3)*v2 \v2=(4/3)*v1-(1/3)*v2

壁との衝突は、向きが変わるだけ。

■1回目の衝突前 v1 v2 =(衝突後)=>

 [(m1-m2)/M]*v1+2*(m2/M)*v2

 2*(m1/M)*v1+[(m2-m1)/M]*v2

両側が、壁に衝突し跳ね返って来て、2回目の衝突前

 -[(m1-m2)/M]*v1-2*(m2/M)*v2 -2*(m1/M)*v1-[(m2-m1)/M]*v2

=(衝突後)=>

 -\v1=[(m1-m2)/M]*{[(m1-m2)/M]*v1+2*(m2/M)*v2}
+2*(m2/M)*{2*(m1/M)*v1+[(m2-m1)/M]*v2}
={[(m1-m2)^2/M^2]+4*m1*m2/M^2]}*v1
=v1

 \v1=-v1 \v2=-v2

両側が、壁に衝突し跳ね返って来て、

 v1 v2

「質点同士の衝突=>両側の壁に衝突」を、2回繰り返すと、また元の速さに戻る。 {素晴らしい!2012/12}

☆ Yuji.W 2013 ☆

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