生物 2013/9-2012/6 Yuji.W

☆花が咲かない植物☆

◎ コケ植物 bryophyte 維管束がない

☆胞子体,配偶体☆

◎ わかりにくいネーミング{2013/9!}

胞子体 相同染色体を2組ずつ持つ 2n体 普通の動植物の体 種子

配偶体 相同染色体を1組しか持たない n体 精子、卵、花粉、胞子

普通に見る動植物の体は、胞子体(2n体) 胞子は配偶体〔

■ 種子植物の一生

@種子(2n体、胞子体)

A発芽、光合成、成長、普段見られる植物(2n体、胞子体)

B減数分裂して、花粉(n体)と胚嚢(n体)を作る

C受精(2n体) ⇒ 種子(2n体)

■ シダ植物では、本体(緑色 2n体) と 前葉体(緑色 n体 胞子が成長したもの)の2種類の状態を見ることができる。「世代交代」がある。

コケ植物では、普段見れるのは、配偶体(n体)

■ 進化の過程、

@配偶体優勢 コケ植物

A胞子体がやや優勢だが、配偶体も目に触れる シダ植物

B胞子体優勢 種子植物

{おもしろいなあ!2013/9} {なぜ、そういう逆転が起きたのだろう?2013/9}

{そもそも普通の動植物の体は、おまけみたいなものだったんだ!ああそれなのに、知識欲とか、生きる意味を考え悩む存在になったんだ!2013/9}

☆コケ植物☆


▲スギゴケ 八ヶ岳にて2013/9
白い部分は、「胞子嚢(ほうしのう)」
この中に、胞子が入っている。
胞子嚢があるスギゴケは、雌株。

◎ スギゴケ、ゼニゴケ

■ 根、茎、葉の区別がない。(似たようなのはある)。維管束がない。光合成を行う。

■ コケ植物の一生

@種子のようなもの(2n体、胞子体)

A胞子嚢(ほうしのう)ができる。

B胞子嚢の中で、減数分裂して、胞子(n体)を作る。

※進化の過程で、AからBへ移行するのを抑制され、この時期の時間が長くなる。KNOX2遺伝子が関係している。

C胞子が蒔かれる。水分などがあり、環境が整うと、発芽する。
細胞分裂を繰り返し、成長し、雄株、雌株ができる。
配偶体(n体) 普段見ることのできるシダは、この時期のもの{!}

D雄株には造精器、雌株には造卵器ができる

E受精(2n体) ⇒ 種子のようなもの(2n体)

※胞子ができた時点で、雄、雌が分かれているコケ植物と、分かれていないコケ植物がある。

「コケ類」

■ 緑色の葉は、染色体が半分しかないヤツで、普通の動植物の精子や卵の時期に当たる。

雌株についている白い胞子嚢が、染色体が普通にあるヤツで、普通の動植物の普段見られる時期のもの。胞子嚢の中は、やがて減数分裂して、染色体が半分しかない胞子が作られる。

コケでは、ほんの短い時期の部分が、進化の過程で、どんどん長くなり、結果、人間では、この時期が70年ほどになってしまい、なんで生きていなくてはいけないのか悩むようになってしまったわけ。

☆シダ植物☆

◎ ワラビ ゼンマイ

■ 根、茎、葉の区別がある。維管束がある。光合成を行う。

本体(緑色 2n体) と 前葉体(緑色 n体 胞子が成長したもの)の2種類の状態を見ることができる。「世代交代」がある。

■ シダ植物の一生

@種子のようなもの(2n体、胞子体)

A発芽、光合成、成長、普段見られるシダ植物(2n体、胞子体) 人間が食べる部分

B減数分裂して、胞子(n体)を作る

C胞子が成長し、前葉体(n体)となる。本体よりは見劣りするものの、見ることができる。

D前葉体から、造卵器と造精器ができる。

E受精(2n体) ⇒ 種子のようなもの(2n体)

※普通、同じ前葉体から、造卵器と造精器、両方ができる。別々の前葉体からできるものもある。この場合は、胞子の段階で、雄と雌があることになる。
種子植物は、雌雄別種のシダ植物から進化した。

☆シダ植物スギナ(ツクシ)の1年☆

◎ スギナ シダ植物の1種 「ツクシ誰の子、スギナの子」

■ 春 地下茎からツクシ(茶色 胞子体 2n体)とスギナ(緑色 胞子体 2n体)が芽を出す。ツクシとスギナは地下茎で繋がっている。ツクシが胞子を散らす。

夏 ツクシはなくなる。スギナだけになる。スギナは光合成をし、地下茎に栄養を蓄える。

秋 スギナの地下茎にツクシができる。

冬 スギナは枯れる。地下でツクシが成長している。

■ ツクシが胞子(n体)を作る。風によって飛び散った胞子が、水分を得て、発芽し、前葉体(緑色でハート型 配偶体 n体)となる。前葉体には性別がある。精子は水の中を泳いでいく。受精し、大きくなったのがスギナ(2n体)。

地下茎から直接分裂することもできる。

ツクシは胞子を作る器官。

■ ワラビなどの前葉体は、性別がなく、雌雄同株。

☆藻類☆

◎ コンブ ワカメ

■ 根、茎、葉の区別がない。維管束がない。光合成を行う。

■ 多細胞の藻類は、胞子で増える。

■ ワカメの一生

@種子のようなもの(2n体、胞子体)

A発芽、光合成、成長、普段見られるワカメ(2n体、胞子体) 人間が食べる

B減数分裂して、胞子(n体)を作る

C胞子が発芽、成長 雄株と雌株がある

D受精(2n体) ⇒ 種子のようなもの(2n体)

☆菌類☆

◎ カビ キノコ

■ 根、茎、葉の区別がない。維管束がない。葉緑体を持たない。

■ キノコの一生

@種子のようなもの(2n体、胞子体)

A発芽、成長、普段見られるキノコ(2n体、胞子体) 人間が食べる

B減数分裂して、胞子(n体)を作る

C胞子が発芽、成長

D2つの胞子が融合し、2n体になる ⇒ 種子のようなもの

☆地球年代史☆

[古生代]5億4400万年-2億5000万年 約3億年間 動植物出現の時代

5億4400万年 カンブリア紀 三葉虫 カンブリア爆発

5億年 オルドビス紀 魚類出現 オゾン層ができる

4億4000万年 シルル紀 サンゴ 植物出現 昆虫出現

4億1000万年 デボン紀 アンモナイト シダ植物 両生類 種子植物出現

3億6000万年 石炭紀 シダ植物 恐竜出現 酸素濃度35% 昆虫が巨大化

3億年 プレート運動が弱い=>二酸化炭素の供給量が少ない=>寒い=>氷河時代

2億8000万年 ペルム紀(二畳紀) 巨大大陸パンゲア

[中生代]2億5000万年-6500万年 約2億年間 恐竜の時代 温暖な時期と寒い時期が繰り返しあった

2億5000万年 海棲生物の大量絶滅(海の酸素濃度が低くなった)

2億5000万年 三畳紀 酸素濃度13%

2億1200万年 ジュラ紀 恐竜 被子植物が出現

1億4300万年 白亜紀

1億年 プレート運動が速い=>火山活動が活発=>温暖=>海水面が高い

1億年 が出現

[新生代]6500万年-現代 ほ乳類の時代

6500万年 古第3紀 隕石衝突 恐竜絶滅

2303万年 新第3紀

 

★ お勉強 花が咲かない植物 

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