☆ 時空図.2次元 ☆

お勉強しよう 特殊相対性理論 2022.1-2013.2 Yuji.W

〇 ローレンツ変換 ミンコフスキー 直交座標 斜交座標 目盛りの長さが違う   

【数学】2*3=6 6/2=3 3^2=9 1000=10^3=Ten(3)   000 py- 0table 
微分 ; 偏微分 : 積分 $ ネイピア数 e 虚数単位 i e^(i*x)=expi(x) 

ベクトル <A> 縦ベクトル <A) 単位ベクトル <Au> 内積 * 外積 # 

【特殊相対性理論】(3|=2.99792458 光速 c=(3|*Ten(8)_m/sec 
速さ(対光速比) b 相対論効果率 Γ(b)=1/root(1-b^2) Λ(b)=Γ(b)*b 

〓 線型変換.2次元 〓 

▢ 直交座標xy , 斜交座標XY 原点は同じ 点の位置は変わらずに、座標が変化したとする

任意の2つの実数の定数 p,q x=p*X+q*Y y=q*X+p*Y

▷ <x y)=[p q|q p]*<X Y)_X=<p q)*X+<q p)*Y

斜交座標XYの諸量を、直交座標xyの値で表せば、

 (斜交座標XYの座標単位ベクトルの長さ)=root(p^2+q^2) 

 (斜交座標XYのX軸の傾き)=q/p (斜交座標XYのY軸の傾き)=p/q

 det[p q|q p]=p^2-q^2

〓 時空図.2次元 〓 

〇 直線上の運動を、平面上の1点で表す。横軸を位置、縦軸を時間とする。

・ 時間を、(光速)*(時間) で表す。次元は、長さになり、縦横同じになる。普通の時間に戻すには、c で割ればよい。このページでは、その量を Tc , tc などど表す。普通の時間は、 T , t で表す。長さ m、時間 sec であれば、Tc の単位は m 。c*sec と表す事もある。
 Tc=3_m のとき T=3/c_sec=Ten(-8)_sec

 長さ_光年 時間_年 とすると 光速 c=1_光年/年 tc も t も同じ値になる

・ 座標軸の縦軸と横軸の次元が同じになったから、普通、その単位も同じにする。

・ 縦軸と平行な直線は、静止している物体の世界線を表す。縦軸は、原点の世界線を表す。

・ 横軸と平行な直線は、同時刻である事を表す。横軸は、時刻 0 を表す。

・ 速さ(対光速比) b で等速直線運動をする物体の世界線は、傾きが 1/b となる。

・ 光は光速で動くから、長さの単位と時間(光速倍)の単位を同じにした座標系では、45°に傾いた直線になる。

〓 時空図.2次元-2- 〓 

▢ 2つの慣性系 X系、x系 

・ X軸とx軸は重なっている。

・ X系は、x系のx軸の正の方向に、速さ(対光速比) b.で等速直線運動をする。x系は、X系のx軸の負の方向に、速さ(対光速比) b.で等速直線運動をする。

・ X系を「運動系」、x系を「実験室系、静止系」などと言うこともあるが、2つの系の違いは、運動の方向が違うだけであり、本質的な違いはない。  

・ X系の時空の値 <Tc X)_X x系の時空の値 <tc x)

時間と位置を調整し、X系の時刻 0 と、x系の時刻 0 は、同じ瞬間になるようにし、さらに、その時、原点同士が重なるようにする。

▷ ローレンツ変換より、<Tc X)_X と <tc x) の関係は、次のようになる。

 tc=Γ(b.)*Tc+Λ(b.)*X x=Γ(b.)*X+Λ(b.)*Tc

ここで Γ(b.)=1/root(1-b.^2) Λ(b.)=Γ(b.)*b.=b./root(1-b.^2)

▷ x系を直交座標で表せば、X系は斜交座標になる。

X軸(横軸) Tc=0 tc=Λ(b.)*X x=Γ(b.)*X tc/x=Λ(b.)/Γ(b.)=b.
 傾き b. 原点を通る直線
Tc(縦軸) X=0 tc=Γ(b.)*Tc x=Λ(b.)*Tc tc/x=Γ(b.)/Λ(b.)=1/b.
 傾き 1/b. 原点を通る直線

※ |b.|<1 だから |b.|<|1/b.|  さらに 0<b.<1 のとき 0<b.<1/b.

▷ 点 <1 0)_X tc=Γ(b.) x=Λ(b.)=Γ(b.)*b.

 <1 0)_X ⇔ Γ(b.)*<1 b.)

 |<1 b.)|=root(1+b.^2)

 |Γ(b.)*<1 b.)|=Γ(b.)*root(1+b.^2)=root[(1+b.^2)/(1-b.^2)]

X系の単位ベクトル <1 0)_X を、x系で表せば、その大きさは root[(1+b.^2)/(1-b.^2)]  

同様に <0 1)_X ⇔ Γ(b.)*<b.  1)  |Γ(b.)*<b.  1)|=root[(1+b.^2)/(1-b.^2)]

x系の1目盛りの大きさと、X系の1目盛りの大きさは違う。  

▲ 特殊相対性理論で時空図を扱う場合の、最大の注意点{!}。図だけを見て、どちらの量が大きいかはすぐわからない。結局、ローレンツ変換に戻って計算する必要がある。{時空図の最大の弱点!時空図がそれほど利用されない理由だ!2015/3}

〓 時空図 b.=1/2 〓 

▢ 2つの慣性系 X系、x系 

 X系は、x系のx軸の正の方向に、速さ(対光速比) 1/2で等速直線運動をする。

 Γ(1/2)=2/root(3)=2*root(3)/3~1.155 Λ(1/2)=1/root(3)=root(3)/3~0.577

X系の時空の値 <Tc X)_X x系の時空の値 <tc x)

▷ tc=[2/root(3)]*Tc+[1/root(3)]*X x=[2/root(3)]*X+[1/root(3)]*Tc

▷ x系 直交座標 X系 斜交座標 X軸(横軸)の傾き 1/2 Tc(縦軸)の傾き 2

▷ (X系の単位ベクトル大きさ)=root[(5/4)/(3/4)]=root(5/3)~1.291 

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