☆ 平行平板コンデンサー ☆ |
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◎ コンデンサー 静電容量 静電エネルギー 平行平板コンデンサー 円筒 球殻 condenser capacitor ★_ 00 |
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◇ ベクトル <A> 内積 * 外積 # 10^x=Ten(x) 微分
;x 時間微分
' 積分 $ デカルト座標単位ベクトル <x>,<y>,<z> 球座標単位ベクトル <ru>,<a>,<b> |
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◇ 電磁気.国際単位系 クーロン力定数
ke=1/(4Pi*ε0) 〔
物理定数
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〓 コンデンサー 〓 ■ コンデンサーは、電気を少し貯めておくのに使われる。 静電容量 Ten(-9)~Ten(-3)_F 耐電圧 2.5V〜10000V ★ 静電容量 Ten(-3)_F 電圧 2_V 貯まる電荷=2*Ten(-3)_C {比較} 単三電池 2000_C |
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〓 平行平板コンデンサー 〓 ◆ 2枚の平行平板導体 電荷 Q,-Q 平板の面積 A 平行平板の間隔 s s^2<<A 電場は平板間にだけでき、その方向は平板に垂直であるとみなす。 コンデンサー内の電場 E 電位差 V 静電容量 C ■ (+Qの平板が作る電場)=2Pi*ke*(Q/A) 平板に垂直 (-Qの平板が作る電場)=-2Pi*ke*(Q/A) 平板に垂直 2つの電場の重ね合わせ、方向に注意して、 (コンデンサー外の電場)=0 E=4Pi*ke*(Q/A) V=E*s=4Pi*ke*Q*s/A Q={[1/(4Pi*ke)]*A/s} 静電容量 C=Q/V=[1/(4Pi*ke)]*A/s=ε0*A/s ★. |
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〓 {計算例}平行平板コンデンサー 〓 ◆ 2枚の平行平板導体 平行平板の間隔 s=0.8_cm 電位差 V=240_V 電場 E 電子に働く力 F 力を受ける時間 Δt=6.94*Ten(-9)_sec 力積 F*Δt ■ V=240_V=240/[\c*Ten(2)]~0.8_静電ボルト E=V/s=0.8/0.8=1_静電ボルト F=e*E=[4.80*Ten(-10)]*1=4.80*Ten(-10)_dyn F*Δt=[4.80*Ten(-10)]*[6.94*Ten(-9)]=3.33*Ten(-18)_dyn*sec |
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〓 {計算例2}平行平板コンデンサー 〓 ◆ 2枚の平行平板導体 C=100_pF s=1_cm V=10_V 充電した後、平板間を 1*Ten(-12)_A の電流が流れる 電位差が 0 になる時間 Δt ■【 Δt 】 Q=100*10=1*Ten(-9)_C Δt=1*Ten(-9)/1*Ten(-12)=1000_sec=16_min 20_sec |
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〓 コンデンサーが持つ静電エネルギー 〓 ◆ コンデンサー 静電容量 C 電荷 q,-q 電位差 v 最終電荷 Q,-Q 最終電位差 V 静電エネルギー U コンデンサー内の電場 E ■ 電荷 +q,-q と貯まっているとき 電位差 v=q/C その電位差に逆らって、微少電荷 dq を移動させるのに必要なエネルギー dU dU=v*dq=(q/C)*dq U=${(q/C)*dq}[q:0~Q]=(1/C)*[q^2/2][q:0~Q]=(1/2)*Q^2/C ★. V と C で表せば U=(1/2)*C*V^2 E と C で表せば U=(1/2)*C*s^2*E^2 ■ 平行平板コンデンサーで C=[1/(4Pi*ke)]*A/s U=(1/2)*{[1/(4Pi*ke)]*A/s}*s^2*E^2=[1/(8Pi*ke)]*E^2*(A*s) 平行平板コンデンサーの電場はコンデンサー内にしかない。エネルギーは電場にあるとすると、 単位体積当たりのエネルギー=U/(A*s)=[1/(8Pi*ke)]*E^2 ★. |
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〓 {計算例}平行平板コンデンサー 〓 ★ A=1_cm^2 s=1_mm 静電容量 C 国際単位系で C=ε0*A/s=[8.854*Ten(-12)]*Ten(-4)/Ten(-3)=0.885_pF CGS静電単位系で C=[1/(4Pi)]*1/0.1=0.796_cm ★ 円板コンデンサー 直径 15_cm 距離 0.04_mm 国際単位系で C CGS静電単位系で C=(1/4)*7.5^2/0.004=3.52*Ten(3)_cm ★ 円板コンデンサー R=0.10_m V=2_V Q=2.5*Ten(-11)_C C=Q/V=2.5*Ten(-11)/2=12.5_pF σ=Q/(Pi*R^2)=2.5*Ten(-11)/(Pi*0.01)=7.96*Ten(-10)_C/m^2 E s=V/E=2/89.9=0.022_m ΔU=(1/2)*C*V^2=(1/2)*[12.5*Ten(-12)]*2^2=25*Ten(-12)_J |
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〓 {復習}円板電荷の静電エネルギー 〓 ◆ 円板電荷 半径 R 電荷面密度 σ=一定 全電荷 Q=Pi*R^2*σ 静電エネルギー(こういう状態を作るのに必要なエネルギー) U ■ U=(8Pi/3)*ke*σ^2*R^3=[8/(3*Pi)]*ke*Q^2/R~0.849*ke*Q^2/R |
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〓 コンデンサーに働く力 〓 .★ 任意の形のコンデンサーに働く力 ◆ コンデンサー 全電荷 Q=一定 静電容量はある長さの関数だとする C(s) 静電エネルギー U(s) コンデンサーに働く力 F(s) ■ U(s)=(1/2)*Q^2/C(s) F(s)=U(s);s=(1/2)*Q^2*{[1/C(s)];s} ★. ★ 平行平板コンデンサー 2枚の導体の間隔 s C(s)=[1/(4Pi*ke)]*A/s [1/C(s)];s=(4Pi*ke/A)*(s;s)=4Pi*ke/A ※ F(s)=U(s);s を使うときには 他からエネルギーが供給されない場合を考えなくてはいけない。したがって、電位差を維持する装置(電池など)は、外す場合を考える必要がある。 |
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〓 平行平面コンデンサーにかかる力、Q=一定 〓 .★ コンデンサーは正電荷と負電荷が向き合っているのだから、つぶれようとする。
◎ Q=一定 の場合 つぶれようとする力を求める ◆ 平行平板コンデンサー 電位差 V 電荷 Q,-Q 平板の面積 A=一定 平行平板の間隔 s E=(4Pi*ke/A)*Q V=(4Pi*ke/A)*Q*s C=[A/(4Pi*ke)]/s U=(2Pi*ke/A)*Q^2*s 平板間の引力 F 電位差を維持するもの(電池など)をはずし Q=一定 の場合を考える。 ■ 一方の平板が他方の平板の位置に作る電場=2Pi*ke*Q/A 引力 F=Q*(2Pi*ke*Q/A)=2Pi*ke*Q^2/A ★. ■{別解} 静電エネルギーの増減を考える。 電位差を維持するもの(電池など)をはずし Q=一定 の場合を考える。 U=(2Pi*ke*Q^2/A)*s s を s+Δs とすると ΔU=(2Pi*ke*Q^2/A)*Δs コンデンサーの間隔を広げると、静電エネルギーは増える。したがって、コンデンサーは間隔を狭めようとする。 引力 F=ΔU/Δs=2Pi*ke*Q^2/A ★. ★ V=3000_V=10_静電ボルト A=400_cm^2 s=3_cm C=[1/(4Pi*ke)]*A/s=[1/(4Pi*1)]*400/3=100/(3Pi)_cm~Ten(-9)_F Q=C*V=[100/(3Pi)]*10=1000/(3Pi)_esu F U=177*3=531_erg ★ 静電容量 C=Ten(-3)_F 電圧 V=2_V s=1_mm=Ten(-3)_m F=2_N~200_g重 |
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〓 平行平面コンデンサーにかかる力、V=一定 〓 ◎ V=一定 の場合 引力 F ? 電荷が移動するので、その分のエネルギーの増減を考える必要がある。 ◆ 平行平板コンデンサー 電位差 V 電荷 Q,-Q 平板の面積 A=一定 平行平板の間隔 s 電位差を維持する装置(電池など)はつけたまま V=一定 の場合を考える。 ■ V=(4Pi*ke/A)*Q*s より Q=[V*A/(4Pi*ke)]/s U s を s+Δs とすると、 Δ(1/s)=1/(s+Δs)-1/s=1/[s*(1+Δs/s)]-1/s=(1-Δs/s)/s-1/s=-Δs/s^2 ΔU=[V^2*A/(8Pi*ke)]*Δ(1/s)=-[V^2*A/(8Pi*ke)]*Δs/s^2 コンデンサーの間隔が広がると、静電エネルギーは減る。ここで考えないといけないのは、電荷の量が変化することである。 ΔQ=[V*A/(4Pi*ke)]*Δ(1/s)=-[V*A/(4Pi*ke)]*Δs/s^2 (電圧
V=一定 のまま、ΔQ の変化を起こすのに必要なエネルギー) (電荷の移動によって、系に与えられるエネルギー)=+[V^2*A/(4Pi*ke)]*Δs/s^2 (系全体のエネルギーの変化量) コンデンサーの間隔が広がると、系全体のエネルギー量は増える。したがって、コンデンサーは間隔を狭めようとする。 引力 F=(系全体のエネルギーの変化量)/Δs=[V^2*A/(8Pi*ke)]/s^2 V=(4Pi*ke/A)*Q*s だったから、 引力 F=[(4Pi*ke/A)*Q*s]^2*[A/(8Pi*ke)]/s^2=2Pi*ke*Q^2/A ★.Q=一定 として考えた場合、V=一定 として考えた場合と、結論は一致する。{すばらしい!2016/11} |
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〓 摩擦電気 〓 ◎ 摩擦電気の電位差はなぜ大きいのか ■ 例えば、絹とガラスをこすり摩擦電気を作る。いったんできた電荷は、ある程度の時間、保存される。保存されている状態で、絹とガラスを離す。 E=4Pi*ke*Q/A V=4Pi*ke*Q*s/A 電荷一定のまま、平行平板コンデンサーの間隔を広げることに近似できる。電場 E は変化しないまま、平行平板の距離が大きくなる。電位差が大きくなる。最初の間隔は、非常に小さいから、電位差は非常に大きくなる。 ■ 電圧を一定に保ったまま(例えば、電池につないだまま)、間隔を広げる場合 V=4Pi*ke*Q*s/A s:増加 V=一定 だから 電荷:減少 電荷は電池に戻っていく E=4Pi*ke*Q/A 電場:減少 エネルギー:減少 減った分のエネルギーは、電池に戻る |
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〓 平行3平面コンデンサーにかかる力 〓 ◎ 「バークレー電磁気」問題3.18 ◆ 「コ」の字型の導体の間に、正電荷を持つ長方形の導体を入れる。
静電気による力を考える。重力は考えない。上図で、長方形導体には、上下方向のみ力が働くように思える。ところが、長方形導体には、左向きに、コの字の中に引き込む力が生じる。なぜか ? 力の大きさ ? コの字導体と平板導体が上下に重なっている部分の長さ a 導体の幅(紙面に対して奥行き) b 間隔 s と s 電荷は、3枚の平板導体が重なっている部分にだけ誘起されるとする。長方形には +Q、コの字型の内側には、-Q と -Q が誘起されるとみなす。 導体と絶縁体の間の電場 E 電位差 V=E*s 静電エネルギー U(a) 導体と絶縁体の間に働く引力 F(a)=-U(a);a ■【 F(a) 】 E=4Pi*ke*(Q/b)/a U(a) U(a)=4Pi*ke*(Q^2*s/b)/a ★. a が大きくなると、静電エネルギーは小さくなる。平板導体に働く力は引力になる。 F(a)=-U(a);a=4Pi*ke*(Q^2*s/b)/a^2 ≫ F(a)=4Pi*ke*(Q^2*s/b)/a^2 ★. ■【 V を F,s,a,b で表す 】 F(a)=4Pi*ke*(Q^2*s/b)/a^2 & V=E*s=4Pi*ke*(Q*s/b)/a Q を消去して、 F V^2=4Pi*ke*F*s/b V=2*root(Pi*ke*F*s/b) ★. |
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〓 コンデンサーの放電 〓
◎ コンデンサーに電荷が貯まっている。回路を繋ぎ、放電させる。回路に抵抗があれば、時間がかかる。 ◆ コンデンサの電気容量 C コンデンサーの電荷 +Q(t),-Q(t) コンデンサー間の電圧 V(t) 回路の抵抗 R 流れる電流 I(t) 時刻 t=0 で Q(0)=Q0 V(0)=V0 I(0)=I0 ■ Q(t+dt)-Q(t)=-I(t)*dt Q(t)=C*V(t) V(t)=I(t)*R 以上3つの式から Q(t+dt)-Q(t)=-Q(t)*dt/(R*C) Q(t)'=-Q(t)/(R*C) 放射性崩壊の場合と同様になって、 平均時間 Tau=R*C 半減期 T2.=ln(2)*Tau Q0=C*V0 V0=I0*R Q(t)/Q0=V(t)/V0=I(t)/I0=(1/e)^(t/Tau) ★ Q(t)/Q0=V(t)/V0=I(t)/I0=(1/2)^(t/T2.) ★
★ C=1_μF Tau=1_msec R=[1*Ten(-3)]/[1*Ten(-6)]=Ten(3)_Ω ★ 1/10=Q(t)/Q0=(1/e)^(t/Tau) 10 を底とする対数をとると、 -LOG(10)=-(t/Tau)*LOG(e)=-(t/Tau)*ln(e)/ln(10) 1=(t/Tau)/ln(10) t/Tau=ln(10)~2.303 ★ I0=1_μA V0=5_V R=V0/I0=5*Ten(6)_Ω 1000_sec で V(1000)=5*0.9_V 0.9=V(1000)/V0=(1/e)^[1000/(R*C)] 対数をとると ln(0.9)=-1000/(R*C) R*C=-1000/ln(0.9)~-1000/-0.1=+Ten(4) C=+Ten(4)/[5*Ten(6)]=2*Ten(-3)_F ★ C=0.01_F V0=6_V R=6000_Ω Q=0.01*6=0.06_C I0=6/6000=0.001_A 10秒で約 0.01_C R*C=6000*0.01=60_sec E=(1/2)*C*V^2=(1/2)*0.01*36=0.18_J 6_V で 1_W I=1/6_A R=6/(1/6)=36_Ω Tau=R*C=36*0.01=0.36_sec |
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☆ お勉強しよう 2018-2011 Yuji Watanabe ☆ |