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◎ 安定したつり合い 円周上の3つの電荷 水素分子 |
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ベクトル<A> 単位ベクトル<Au> 内積* 外積# 〔物理定数〕.★
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■ 電場とは、試験電荷 +1 に働く力の大きさと方向を示すものである。 複数の電荷を並べ電場を作る。<E>=0 となる位置、すなわち、試験電荷に力が働かない位置を作るのは簡単にできる。 さて、「安定したつり合いの位置」を作る事はできるだろうか。 「安定したつり合いの位置」とは、 @ つり合いの位置で力が働かない。 A つり合いの位置から任意の方向に少しだけ位置を変えたとき、そのつり合いの位置に向かう力が働く。 試験電荷が + の場合、つり合いの位置の近くの電場は、どの位置でも、そのつり合いの位置を向いている必要がある。つり合いの位置を囲む小さな閉曲面を考えると、電場は、どの位置でも、内向きになる。 すると、ガウスの法則により、つり合いの位置を囲む閉曲面で、 ($${<E>*<dS>}[閉曲面]) < 0 ところが、 $${<E>*<dS>}[閉曲面] ∝ (閉曲面内の総電荷)=0 「安定したつり合いの位置」を作る事はできない。 ★. ※ 試験電荷が - の場合、つり合いの位置を囲む小さな閉曲面を考えると、電場は、どの位置でも、外向きでなくてはならない。 ($${<E>*<dS>}[閉曲面]) > 0 同様に、「安定したつり合いの位置」を作る事はできない。 ※ 試験電荷の動きを制限する。例えば、直線上のみ動けるようにしたり、円周上のみを動けるようにしたりする。すると、「安定したつり合いの位置」は、簡単に作ることはできる。 ※ 一様な電荷密度を持つ球殻内の電場は 0 である。球核内では、全く力が働かない。(重力などは考えないとして)。試験電荷を少しだけ動かして止めれば、その位置にとどまる。 |
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◆ 円周上に3つの単位電荷 +1 を配置する。摩擦などの力は働かないとする。円周上を動くための抗力は働いている。 ■ それぞれの電荷の中心角が 120° になるように配置すれば、安定したつり合いになる。 ◆ 円周[半径 1]上に3つの電荷 +1,+1,+Q を配置する。摩擦などの力は働かないとする。円周上を動くための抗力は働いている。 安定したつり合いの位置が、2つの単位電荷の中心角が 90 °になるためには、Q の電荷の大きさをいくつにすればよいか? 中心角 90°、135°、135° ■ 単位電荷同士 距離=root2 力=ke/(root2)^2=ke/2 その接線方向成分=(ke/2)*(1/root2) @ +1 と +Q 同士 距離=2*sin(67.5°) 力=ke*Q/[4*sin(67.5°)^2] その接線方向成分={ke*Q/[4*sin(67.5°)^2]}*cos(67.5°) A 「安定したつり合い」になるためには @=A となればよいから、 (ke/2)*(1/root2)={ke*Q/[4*sin(67.5°)^2]}*cos(67.5°) Q |
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◆ 水素分子 球[半径 R]とする 2個の電子が分子内を飛び回っている。その分の電荷分布は球内で一様であると考える。その総電荷は -2*e となる。 そのような負電荷の中に、2個の +e が 中心から a だけ離れて、対称の位置にあるとする。a ? ■ 2個の電子が作る電場は、球の中心に向かっていて、球の外側に行くほど、その大きさは大きくなる。 1個の +e に働く、電子による力の大きさ=ke*e*[(2*e)/R^3]*a 2個の +e 同士に働く力は、反発力で、外向きである。 2個の +e の反発力=ke*e^2/(2*a)^2 上記の2つの力の大きさが等しくなればよいから、 ke*e*[(2*e)/R^3]*a=ke*e^2/(2*a)^2 a^3=R^3/8 a=R/2 ★.{素晴らしい!おもしろいなあ!2016/8} ▲ 2個の +e が、その位置から少し遠ざかれば、2個の +e の反発力は弱まる。2個の電子が作る電場により引力は強まるから、元の位置に戻ろうとする力が働く。 また、2個の +e が、その位置から少し近づけば、2個の +e の反発力は強まる。2個の電子が作る電場により引力は弱まるから、元の位置に戻ろうとする力が働く。 すなわち、「安定したつり合い」である。 |
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◆ 4つの電荷が上図のように配置され、つり合いの位置を保っている。外側の四角形は、ひし形であればいいので、q/Q を変化させると、角度 a も変化する。 q/Q=1 のとき、正方形になる。 q/Q と a の関係? 静電エネルギー U(a) ■ U(a)=ke*{4*Q*q/1+Q^2/[2*cos(a)]+q^2/[2*sin(a)]} U(a);a=(ke/2)*{+Q^2*sin(a)/cos(a)^2-q^2*cos(a)/sin(a)^2} 0=U(a);a と解くと、 Q^2*sin(a)/cos(a)^2=q^2*cos(a)/sin(a)^2 tan(a)^3=(q/Q)^2 ★. |
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◆ 2つの電荷 同じ電荷 q 位置 (1,root2,0) , (-1,root2,0) x軸上の電位 φ(x) ■ x軸上の点 (x,0,0) から2電荷までの距離 root[(x-1)^2+2] & root[(x+1)^2+2] 電位 φ(x)=ke*q*[1/root[(x-1)^2+2]+1/root[(x+1)^2+2]] x軸対称
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★ 静電場でのつり合い ★ |