物理 力学 2018/1-2013/1 Yuji.W |
☆ 慣性モーメントの定理の利用 ☆ |
◎ 慣性テンソル 慣性モーメント 平行軸の定理 垂直軸の定理 ★_ |
【座標】デカルト座標単位ベクトル <xu>,<yu>,<zu> |
◇ 平行軸の定理の利用 ◇ ◎ 棒の慣性モーメント ■ 質量M、長さLの棒(質量の分布は一様)を棒の端を軸として回転させたときの慣性モーメント I I ∝ M*L^2 比例定数を k とする I=k*M*L^2 棒を半分に分けた場合の慣性モーメント=k*(M/2)*(L/2)^2=k*M*L^2/8 Ic=2*(k*M*L^2/8)=k*M*L^2/4 平行軸の定理より I=Ic+M*(L/2)^2=Ic+M*L^2/4 だから、 k*M*L^2=k*M*L^2/4+M*L^2/4 k=k/4+1/4 k=1/3 棒の端に対する慣性モーメント I=M*L^2/3 ★. {積分しなくても、慣性モーメントを求めることができた!} |
◇ 円柱が横回転するときの慣性モーメント ◇ ◎ 平行軸の定理の利用 ■ 円柱(半径 R 高さ L) 密度 ρ M=Pi*R^2*L*ρ 回転対称軸で Iz=M*R^2/2 円柱の中心を通る横回転で Ix=Iy=M*R^2/4+M*L^2/12 ★. {証明}ρ=M/[(Pi)R^2*L] 円柱を横に置いて、上から包丁でスライスして、円盤をたくさん作る。 中心からの距離 x x〜x+dx にある円盤を考えて、 円盤の慣性モーメント Ic=(1/4)*ρ*[(Pi)*R^2*dx]*R^2 回転軸から、x 離れているから、平行軸の定理より、 dI=(1/4)*ρ*[(Pi)*R^2*dx]*R^2+ρ*[(Pi)*R^2*dx]*x^2 {なかなかいいアイデアで求めてるぞ!} Ix=2*ρ*(Pi)*R^2*${(1/4)*R^2+x^2}dx[x:0->L/2] ${R^2+x^2}dx[x:0->L/2]=[(1/4)*R^2*x+x^3/3][x:0->L/2] Ix=(1/4)*ρ*(Pi)*R^4*L+(1/12)*ρ*(Pi)*R^2*L^3 {以上、私のアイデア! 2012/9 既存の資料には、もっと計算が難しい方法しか掲載されていない。} |
◇ 円柱が横回転するときの慣性モーメント ◇ ◎ 平行軸の定理の利用 ■ 円柱(半径 R 高さ L) 密度 ρ M=Pi*R^2*L*ρ 回転対称軸で Iz=M*R^2/2 円柱の中心を通る横回転で Ix=Iy=M*R^2/4+M*L^2/12 ★. {証明}ρ=M/[(Pi)R^2*L] 円柱を横に置いて、上から包丁でスライスして、円盤をたくさん作る。 中心からの距離 x x〜x+dx にある円盤を考えて、 円盤の慣性モーメント Ic=(1/4)*ρ*[(Pi)*R^2*dx]*R^2 回転軸から、x 離れているから、平行軸の定理より、 dI=(1/4)*ρ*[(Pi)*R^2*dx]*R^2+ρ*[(Pi)*R^2*dx]*x^2 {なかなかいいアイデアで求めてるぞ!} Ix=2*ρ*(Pi)*R^2*${(1/4)*R^2+x^2}dx[x:0->L/2] ${R^2+x^2}dx[x:0->L/2]=[(1/4)*R^2*x+x^3/3][x:0->L/2] Ix=(1/4)*ρ*(Pi)*R^4*L+(1/12)*ρ*(Pi)*R^2*L^3 {以上、私のアイデア! 2012/9 既存の資料には、もっと計算が難しい方法しか掲載されていない。} |
◇ 直交する軸の慣性モーメント ◇ ◆ 質点がxy平面上にある 質量 m1,m2,… 位置 (x1,y1,0),(x2,y2,0),… それぞれの座標軸を回転軸とする慣性モーメント Ix,Iy,Iz ■ Ix=m1*y1^2+m2*y2^2+… Iy=m1*x1^2+m2*x2^2+… Iz=m1*(x1^2+y1^2)+m2*(x2^2+y2^2)+…=Ix+Iy ★.直交軸の定理 |
◇ 直交する軸の慣性モーメントの利用 ◇ ■【 長方形 】xy平面上に長方形 面密度 σ 横(x軸) W 縦(y軸) L M=σ*W*L Ix=M*W^2/12 Iy=M*L^2/12 Iz=M*(w^2+L^2)/12 ★. ■【 円盤 】円盤 半径 R 幅 h 密度 ρ M=Pi*R^2*h*ρ 回転対称軸で Iz=M*R^2/2 円盤の中心を通る横回転で Iz=Ix+Iy Ix=Iy だから、 Ix=Iy=M*R^2/4 ★. |
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