|
|||||||
|
|||||||
◎ 運動エネルギー+位置エネルギー=一定 を使って解く |
|||||||
◇ ベクトル<A> 内積* 外積# 微分;x 時間微分' 10^x=Ten(x) exp(i*x)=expi(x) ★. |
|||||||
◆ 鎖 初め、ちょうど真ん中で、クギにかかっていた。ちょっとした拍子に、一方に落ちていく。摩擦などはない。全部落ちきる時の速さ v ? ※ 初めにつり合っているし、初速度を与えないわけだから、本当は、この現象は起きない。
長さ L 線密度 m 全質量 M=m*L ■『位置エネルギー』 初め 質量
M/2 質量の中心の位置:クギから L/4 それが2つ 位置エネルギーの差=(M/2)*g*(L/2-L/4)*2=M*L*g/4 ■『運動エネルギー』 初め 0 終わり (1/2)*M*v^2 ■ エネルギー保存より M*L*g/4=(1/2)*M*v^2 v^2=L*g/2 v=root(L*g/2) ★_{おもしろい問題!2015/6} ▲ 単純に、質量 M のものを、距離 L/2 だけ自由落下させたときの最終速度は root(L*g) だから、鎖の場合は、それよりは遅い。おもしろいのは、自由落下の場合の加速度は、常に g で一定だが、鎖の場合は、0 から g まで増える事である。ゆっくり動き出すのだが、徐々に加速度が増し、最後は急激に落ちるように見える。 |
|||||||
◎ 実際に起こりうる現象に、初期設定を変えてみた。 ◆ 鎖 初め、鎖の 1/3 が左側にかかっていた。
■『位置エネルギー』 初め 左側 質量
M/3 質量の中心の位置:クギから L/6 終わり 質量 M 質量の中心の位置 クギから L/2 位置エネルギーの差 ■『運動エネルギー』 初め 0 終わり (1/2)*M*v^2 ■ エネルギー保存より 2*M*L*g/9=(1/2)*M*v^2 v^2=4L*g/9 v=(2/3)*root(L*g) ★_{うむうむ!2016/2} {別解} 運動方程式を解いて求める 鎖が動いた距離 x M*x''=m*g*(2*L/3+x)-m*g*(L/3-x)=m*g*(2*x+L/3) x''=(m/M)*g*(2*x+L/3)=(g/L)*(2*x+L/3) x''-2*(g/L)*x=g/3 ★_ 基本解 x=C1*exp[root(2*g/L)*t]+C2*exp[-root(2*g/L)*t] 特殊解 x=-L/6 一般解 x=C1*exp[root(2*g/L)*t]+C2*exp[-root(2*g/L)*t]-L/6 x'=root(2*g/L)*{C1*exp[root(2*g/L)*t]-C2*exp[-root(2*g/L)*t]} t=0 で x=0 , x'=0 として C1+C2-L/6=0 & C1-C2=0 C1=C2=L/12 x=(L/12)*{exp[root(2*g/L)*t]+exp[-root(2*g/L)*t]-2} ★_ x' x'=v=(2/3)*root(L*g) になる時刻を T とすると、 (2/3)*root(L*g) {exp[root(2*g/L)*T]-exp[-root(2*g/L)*T]}=4*root2 {exp[root(2*g/L)*T]=z と置くと、 z-1/z=4*root2 z^2-4*root2*z-1=0 z=2*root2±root[9]=2*root2±3 z=2*root2+3 のとき z+1/z-2 z=2*root2-3 のとき z+1/z-2 z=2*root2+3 のとき、t=T で、 x すなわち x=L/3 で v=(2/3)*root(L*g) ★_ {エネルギーを考えて解いた場合と同じ結果!素晴らしい!2016/2} |
|||||||
◎ 計りに重りを落とす どのぐらい縮むか ◆ 計り[計りに付いている皿の質量 m=25_g バネ定数 k=15.3_N/m] 重りの質量 M=50_g 高さ h=9_cm から落とす バネの縮み x_cm ? 重りと皿は非弾性的衝突 衝突直前の重りの速さ v 衝突直後の重りと皿の速さ \v 【衝突直前の重りの速さ v】 エネルギー保存が成り立つ M*g*h=(1/2)*M*v^2 v=root(2*g*h)=root(2*9.81*0.09)=root(1.7658)~1.33_m/sec 【衝突直後の速さ】 エネルギー保存は成り立たないが、運動量は保存される M*v=(M+m)*\v \v=v*M/(M+m)=1.33*50/75~0.887_m/sec 【衝突後の運動エネルギーとバネのエネルギー】 衝突後のエネルギー (1/2)*(M+m)*\v^2+(M+m)*g*x=(1/2)*k*x^2 ★_{核心!} x^2-2*[(M+m)*g/k]*x-(M+m)*\v^2/k=0 x^2-2*(0.075*9.81/15.3)*x-0.075*0.887^2/15.3=0 x^2-2*0.048*x-0.0039=0 x {おもしろい問題を作るなあ!2015/6} |
|||||||
◎ 安全ベルトをしないで、ジェットコースターに乗り、ぐるりと宙返りをしたい。地面からどのぐらい高い所からスタートすればよいか
◆ ジェットコースターの円の部分の半径 R スタート地点の高さ H 速さ0でスタートし、摩擦のないコースターを下り、円の部分に移る。円の最高地点で落ちないようにしたい。人の質量 m 最高地点での速さ v 【落ちないための条件】 遠心力>重力 m*v^2/R>m*g 【最高地点での速さ v】 m*g*(H-2*R)=(1/2)*m*v^2 ■ 上記の2式より 2*m*g*(H-2*R)/R>m*g 2*H-4*R>R H/R>5/2 ★.半径の2.5倍 直径の1.25倍{予想より低い!2016/2} |
|||||||
◎ 摩擦のない球のてっぺんから滑り落ちる。90°滑り落ちる前に、球から離れる事はあるのだろうか。 ◆ 球の半径 R 粒子の質量 m てっぺんからの角度 a そこでの粒子の速さ v(a) 【球から離れる条件】遠心力>重力の球面の法線成分 m*v^2/R > m*g*cos(a) 【粒子の速さ】(1/2)*m*v^2=m*g*R*[1-cos(a)] ■ 上記の2式より 2*m*g*[1-cos(a)] > m*g*cos(a) 2-2*cos(a) > cos(a) cos(a) < 2/3 a > arccos(2/3)=48° ★.諸々の条件に依らず、どれも同じ値になる{!} {予想より早く離れる!2016/2} |
|||||||
★ エネルギー保存を使って解く ★ |