物理 力学

2015/8 Yuji.W

年周視差

◎ 星までの距離 年周視差:半年分の視差

ベクトル<> 座標単位ベクトル<xu>,<yu>,<zu> 内積* 外積#
微分; 
時間微分' 積分$ 10^x=Ten(x) e^(i*x)=expi(x)
物理定数  2015/07/14

☆年周視差と距離の関係☆

◎ 地球に近い星までの距離を測りたい。

■ 近い星は、地球が公転により位置を変える事により、より遠くの星に対して、その見える角度がずれる。

地球の公転面に対して垂直な方向にある近い星は、遠くの星に対して1年で円を描くように観測される。垂直方向にない星は、楕円を描く。公転面方向にある星は、一直線上を往復する。

星が地球の公転面に対してどの位置にあっても、観測する時期を適当に選べば(半年後の2地点)、地球の公転直径を底辺とする二等辺三角形を作る事ができる。  {分かってなかった!このあたりの説明をちゃんとしてくれないと困る!2015/8}

その二等辺三角形の頂角の大きさが分かれば、星までの距離を計算できる。

◆ 星の位置 S 地球の位置(半年後の2地点) A,B

A,Bは、△SAB が二等辺三角形になるような特別な時期を選ぶ SA=D SA>>AB

 年周視差 a=∠ASB/2 0<a<<1 ※ 普通、1°の 1/3600 の 秒(") で表す。

■ 正弦定理より AB/sin(2*a)=SA/sin(90-a)

 D=SA=AB*cos(a)/[2*sin(a)*cos(a)]=(AB/2)/a

 D*a=AB/2

ここで AB/2=地球の公転半径=1.496*Ten(11)_m

距離 D を光年、年周視差 a を 秒(") で表すと

 1_光年=9.461*Ten(15)_m

 1"=(1/3600)°=(1/3600)*(Pi/180)=4.8456*Ten(-6)_rad

 D*a=1.496*Ten(11)/{[9.461*Ten(15)]*[4.8456*Ten(-6)]}=3.26

≫ D*a=3.26_光年*角度の秒  a:半年分の視差

■ a_"=4.848*Ten(-6)*a_rad Re=D*[4.848*Ten(-6)]*a

特に Re=地球の公転半径=1.496*Ten(11)_m のとき、

 D*a=[1.496*Ten(11)]/[4.848*Ten(-6)]=3.086*Ten(16)_m*"=1_pc*"

 D*a=3.086*Ten(16)_m*"=1_pc*"=2.063*Ten(5)_au*"=3.262_光年*" 

「年周視差 a_" 距離 D」 2015/4

D_pc

D_m

D_au

D_ly

D*a

1

3.086*Ten(16)

2.063*Ten(5)

3.262

★ シリウス a=0.379_" D=1/0.379~2.639_pc~5.443*Ten(5)_au~8.607_光年

αケンタウルス 2*a=4.2*Ten(-4)_°=4.2*3600~1.51_" a=0.755"

 D=3.262/0.755~4.32_光年

 年周視差 

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