◎ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ベクトル<> 座標単位ベクトル<xu>,<yu>,<zu> 内積* 外積# 物理定数
★. |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
■ Thomas Young 1773-1829 (日本の江戸時代{!}) イギリス ■ 光を2つのスリットに通し、スクリーンに当てる。明るい所、暗い所の縞模様ができるだろうか? 普通は、できない。{!} 2つの光は、振動数と位相が同じでなければならない。そもそも、その2つの量が同じ光が、進む距離の差などによって、位相差を生じ、強めあったり弱めあったりして、明るい所、暗い所の縞模様を生じるのである。普通の光、条件では、その2つの量は異なるので、干渉は起きない。 {注}「同じ位相」と書いたが、「同じ」でなくても、ある決まった位相差を持つ2つの光でも干渉は起きる。 ■ 水の波の干渉 2つの波を起こす。ある定まった振動数と位相を持っている。干渉を起こし、強い波が来る所、波が来ない所ができる。 ■ 音の波の干渉 2つの音叉をたたいて、音を出す。たたく時刻はずれていても、2つの音の位相差は決まっているから、干渉を起こす。よく聞こえる所と、聞こえない所が生じる。 ■ 光が干渉を起こす条件 同じ振動数であって、同じ位相
or ある定まった位相差を持つ光を重ね合わす必要がある。そのためには、1つの光が、2つに分かれたとみなせるような場合だけに限られる。 {注}光の干渉は、水の波や音の波とは違って、量子力学の根幹を成す、複雑な問題を含む。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
◎ 光をスリットに通したり、溝が並んでいる物に反射させたりすると、光が干渉を起こし、縞模様を作る ■ 光子 波として扱うときの諸量 振動数(周波数) nu 速度 c 波長 λ c=λ*nu 粒子として扱うときの諸量 エネルギー E 運動量 p E=p*c ※ m=0 だから 2種の諸量を結びつける関係 E=h*nu ★.アインシュタインの仮説 p*c=h*nu λ=c/nu=h/p
▲ 水素原子のイオン化エネルギー 13.6_eV 紫外線ならイオン化できる ■ CD の溝の幅 1.5*Ten(-6)_m 可視光の波長の3倍程度 反射波が干渉を起こす ★. |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
◎ 結晶の構造を探るのに、X線や電子を使う ● プランク定数 h=[6.63*Ten(-34)]_J*sec=[4.14*Ten(-21)]_MeV*sec h*c=[1.99*Ten(-25)]_J*m=[1.24*Ten(-6)]_eV*m ■ X線や電子を、結晶格子に当てると、その反射が干渉し、模様になる。電子も干渉する ★.その模様を解析して、結晶構造を探る事ができる。 入射粒子の波長~結晶格子の原子間距離 ★. ★ X線は、光子そのもの λ=154_pm=1.54*Ten(-10)_m ※ 原子の直径~Ten(-10)_m nu=3.00*Ten(8)/[1.54*Ten(-10)]~1.95*Ten(18)_1/sec E=[4.14*Ten(-15)]*[1.95*Ten(18)]~2.12_keV |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 波の干渉 一番手前が最初、左半分の波は右へ、右半分の波は左へ動いて行く。今、2つの波がぶつかりあったところである。奥に行くにつれて、時間がたっている。一番奥の黒色の波が、最後であり、2つの波が通り過ぎたところである。
波は重なり合うにつれ、ピークが高くなる。赤い色の波が、最大になっている。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
■ y軸上の +d/2 と -d/2 の位置に、2つの電気双極子[z軸方向に振動 位相は同じ]を置くと、 xy平面に最も強くそれぞれの電場を作る。2つの電場は干渉し、より強い電場ができる所、電場が 0 になる所などができる。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 振幅が等しく、角周波数の等しい2つの波が干渉した波の振幅R R=A*[cos(wt+a)]+cos(wt+b)] ▲
角周波数は変化しない ■
地球の中心のごく近く、y軸に、2つの電気双極子[z軸方向に振動] |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
{注}複素数の実数部が、実際の物理量を表す。 ■ 2つの波の振幅R R=A*expi[wt+a]+B*expi[wt+b] R^2={A*expi[a]+B*expi[b]}*{A*expi[-a]+B*expi[-b]} expi[a-b]+expi[-a+b]=2*cos(a-b) だから、 R^2=A^2+B^2+2AB*cos(a-b) ★
▲ 2つの波の振幅の2乗は、それぞれの波の振幅の2乗の和だけではなく、2つの波の位相差による量に関係する。 ▲ A=B の時、R^2=2*[A^2+cos(a-b)] {注}2つの複素数の波を足すというのは、複素平面上のベクトルの和を求めるということに一致する。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
◎
y軸上の
+d/2 と -d/2 の位置に、2つの電気双極子[z軸方向に振動] ■ 2つの電気双極子の間隔を (波長)/2 にすると、 ● 2つの振動子の位相が同じ時 x軸方向に最大 y軸方向に 0 ● 2つの振動子の位相差が (pi) である時 x軸方向に 0 y軸方向に最大 ▲ 2つの振動子の位相差をコントロールすれば、より強くエネルギーを送ることのできる方向をコントールできる。 ■ 2つの電気双極子の間隔を (波長)/4 にし、y軸上の正の側にある振動子の位相を (波長)/4 だけ早くすると、 y軸の正の方向に最大 y軸の負の方向に
0 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
★ 光の干渉 ★ |