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◎ 月の落下加速度 重力の逆2乗則の検証 |
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■ 運動方程式 力=質量*加速度 だから、加速度は単位質量当たりに働く力 と言い換える事ができる。 |
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■ 重力 ∝ 1/(距離)^2 という事になっている。実験室で実験測定する事もできる。宇宙規模の距離でも、そうなるのだろうか。 月の動きを測定する事で、それを検証する事ができる。 {仮定} ・月は、地球の重力のみを受けて、等速円運動をする ■ 地球が、地球表面上にある単位質量に及ぼす力の大きさ F1 地球が、月の距離にある単位質量に及ぼす力の大きさ F2 地球の半径 Re=6.378*Ten(6)_m 地球と月の距離 Dm=3.844*Ten(8)_m 地球表面上の重力加速度 g=9.807_m/sec^2 加速度は、運動方程式より、単位質量に働く力の大きさに等しいから、 F1=g=9.807_m/sec^2 (1/Re^2):(1/Dm^2) F2 を求めて F1:F2=(1/Re^2):(1/Dm^2)~3632 となっているか、検証したい |
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◆ 地球が、月の距離にある単位質量に及ぼす力の大きさ F2 地球と月の距離 Dm=3.844*Ten(8)_m 月は、地球の重力のみを受けて、等速円運動をするとする 周期 T 角速度 w 加速度 a ■ T=27.3_days=2.36*Ten(6)_sec w=2Pi/[2.36*Ten(6)]~2.66*Ten(-6)_rad/sec a 加速度は、運動方程式より、単位質量に働く力の大きさに等しいから、 F2=2.72*Ten(-3)_m/sec^2 F1:F2=9.807/[2.72*Ten(-3)]~3606 ★_ ▲ (1/Re^2):(1/Dm^2)~3632 F1:F2=(1/Re^2):(1/Dm^2) と言っていいかな |
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◆ 等速円運動 半径 r 角速度 w 速さ v=r*w 加速度 a=r*w^2 ■ 原点からの距離 r の所から、半径に対して垂直な方向に等速直線運動をすると、 微少時間 Δt たったときの原点からの距離 s s s-r=r*w^2*Δt^2/2=(a/2)*Δt^2 ★_ ■ 月が1秒間に地球に向かって落ちる距離=加速度/2=1.36*Ten(-3)_m=1.36_mm ★_ |
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◎ 地球が月に及ぼす力と太陽が月に及ぼす力 ■ 太陽が月に及ぼす重力、地球が月に及ぼす重力を比べよう。 (地球~月)=Dm=3.85*Ten(5)_km (太陽~月)~(太陽~地球)=Ds=1.50*Ten(8)_km Ds/Dm=[1.50*Ten(8)]/[3.85*Ten(5)]=390 地球の質量 Me 太陽の質量 Ms Ms/Me=3.33*Ten(5) (太陽の月への重力)/(地球の月への重力) ≫ (太陽の月への重力)/(地球の月への重力)~2.2 ★ 太陽の影響の方が大きい{!} {月への重力や月の運動を調べるのに、太陽の影響を無視している事が多いが、きちっと明示すべきだと思う!ただし、太陽による影響は地球も受けるから、地球から見た月の運動は、結局、太陽の影響は無視できるのだが!2015/8} |
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★ 月の落下 ★ |