▲山へ行こう Yuji.W

▲大同心ルンゼ080210▲


[936]大同心 下部のへこみを登ってきた
ノーロープ、フリーソロ、オンサイト

☆概要☆

■ [ 日時 ] 2008/2/10(日)-11(月) 3連休の2日目、3日目

[ コース・タイム ] <1日目> 美濃戸口1130-1235美濃戸1315-1525赤岳鉱泉(小屋泊まり)

<2日目> 赤岳鉱泉650-大同心沢-大同心稜-805大同心基部815-940稜線950-1045硫黄岳1055-1145赤岳鉱泉1200-1250美濃戸1305-1345美濃戸口

[ 天候 ] 晴れ、風なし。

[ 装備 ] 40リットルザック(アークテリクス)、重登山靴(モンベルアルパイン3000)、アイゼン、ピッケル

[ 衣類 ] finetrackのズボン、アイダーのタイツ、モンベルのオーバーズボン

[ 交通 行き ] 新宿800-スーパーあずさ-1010(2分遅れ)茅野1020-1120美濃戸口

[ 交通 帰り ] 美濃戸口1446-1545茅野1550-

☆1日目☆

■ 新宿から雪景色。甲府盆地も、茅野も雪景色。バスに登山客30人ほど。

美濃戸口、駐車場は満車。1130歩き始め。

20cmほどの積雪。晴れ、風なし。

1235美濃戸山荘。営業中。晴れ、風なし、-2℃、寒くない。山菜きのこうどん800円。1315発。

前後に人あり、すれ違いあり、1405林道終点。晴れ、風弱、0℃、積雪30cm。1415発。


大同心と小同心

1525赤岳鉱泉、風なし、積雪50cm。テント30張りぐらい。大部屋に30人ぐらい、ひとり幅50cmのスペース。130人ぐらい宿泊。

☆2日目☆

■ 600起床。655歩き始め。

[700]赤岳鉱泉から硫黄岳に向かってすぐ、一つ目の沢が、大同心沢。標識あり。トレースあり。

[708]この木のある所で、左側の小さな尾根道に上がった。尾根道の森林の中を登る。トレースあり。

森林限界に近づく。視界が開けて来る。目の前に大同心、ふり向けば、北アルプスが見える。ここまでは、普通の登山道と同じ、だれでも来れる。

[806]大同心基部、森林限界。晴れ、風なし、-15℃。あまり寒くない。

標高2600mぐらい。赤岩の頭や、阿弥陀岳-中岳のコルがちょっと上に見える所まで来た。今日の第1目標達成。もう少し行ってみることにした。815発。

ロープでつながれた3人組が先行する。男女2人組が後にいる。私はひとり。


大同心の基部まで来たら、右側に回り込む。


[832]小同心


硫黄岳


赤岳

この日は、朝からヘリコプターの音がしていた。赤岳天望荘で一酸化炭素中毒事件があった。


小同心

[845]大同心基部からルンゼの上部のトラバース道に移る。ここは恐かった。戻る気がしない。ゆえに、進む。写真は傾いているが、恐怖心を演出するためではなく、撮影時に余裕がなかったため。

[847]大同心ルンゼ上部。今日の第2目標達成。このルンゼを見ることが、今回の目標だった。

さてこのあと、ここを登るか、小同心に行くか、戻るか。登ることにした。行けそうな気がした。なんの確信もなかったが…。

雪の部分を登ろうとしたら、膝までもぐり、ずり落ちそうだったので、左側の岩場に近い所を登ることにした。トレースはなかった。靴の先端を差し込んだり、ピッケルのピックを刺したりして、登った。ルンゼなので、左右は視界が遮られていて、恐怖心をあおられることはなかった。でも滑り落ちれば、大同心ルンゼの下部へ、えんえん滑っていくのだろう。それも楽しいかもしれないけど…。

登りやすい所を探しつつ、左右にコースをかえつつ登った。

終了点を示すものがあった。

[914]核心を抜けた。標高差30mくらいかなあ。25分かかった。斜度はどのぐらいあるのだろう。歩いて下る気はしない。


もうすぐ稜線


小同心


[919]写真の真ん中のへこみを登ってきた。


小同心と阿弥陀岳


稜線まで来た。右が横岳。


北アルプス


940完全に稜線に出た。横岳と2795mのピークとの間。晴れ、風なし、-10度。やったあ、稜線に抜けた。今日の第3目標達成。こんなにうまくいくとは思わなかった。

950発。硫黄岳に行くことにした。いつもの強風は吹かず、絶好のコンディションであった。

1045硫黄岳。晴れ、風弱、-8℃。

大同心とそれへの大同心稜が見える。1055発。

1141大同心沢。

1145赤岳鉱泉。晴れ、風なし、-5℃。1200発。

1250美濃戸山荘。閉まっていた。晴れ、風なし、-5℃。1305発。

1345美濃戸口。晴れ、風なし。天望荘の事件を取材するマスコミが来ていた。カレーライス800円。

{ほんと無謀!2014/6}

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