▲山へ行こう　Yuji.W

■ 雪山初挑戦。ひとり、赤岳へ。

[天候・気温・積雪]　

[ 日時 ]　2002/11/30(土)-12/01(日)

[ コース・タイム ]　<1日目>　美濃戸口1010-1330赤岳鉱泉

<2日目>　赤岳鉱泉740-815行者小屋830-1000地蔵尾根1010-1045赤岳1055-1115天望荘1120-1205行者小屋1230-1435美濃戸口

 [ 天候 ]　曇り、風弱。赤岳稜線で-10度。小屋で0度。風は強くなかったので、あまり寒さを感じなかった。積雪15cmくらい。

[宿泊]　赤岳鉱泉。2食つき大部屋、暖房費込み、7700円。大部屋に20人くらい、狭くはない。個部屋もあって、全員で30人くらい。テント場には10張りくらい。お風呂はあるが、冬場は使えない。夕食はカレーライス+えび入りナベ。トイレは夏場に工事していた物が完成、清潔、臭わない。

[ 交通 行き ]　新宿700-スーパーあずさ1号-907茅野930-1000美濃戸口

[ 交通 帰り ]　美濃野口1445-1530茅野1550-あずさ66号-新宿

■ 美濃戸口1010歩き始め。日陰に多少雪。

1100美濃戸。美濃戸山荘は閉鎖されていた。

1150林道終点(標高1950m)。ここから、雪が10cmくらい。

1330赤岳鉱泉。ラーメン800円。

夕刻、小屋近くにヘリコプターがホバリング、帰宅後の新聞によれば、大同心ルンゼでアイスクライミング中に15m滑落、右足首の重傷。

大部屋でいろいろな方から冬山の話をしてもらう。夕食時、韓国の方とおしゃべり、おもしろかった。ビールを飲み、本を読み、寝る。消灯前なのだが、大部屋では静かにしてほしいものだ。消灯後も、がさごそ酒を飲んでいる人もいて、気になった。それはやめてほしいなあ。

■ 630朝食。いよいよ初雪山。

お湯100円。

スパッツ・12本爪アイゼンをつける。硫黄岳を登るつもりでいたが、少し見えた青空に励まされ赤岳に挑戦することにした。雪山初挑戦で無謀かなと思ったが、夏に1回登っているし、なんとなくいけそうな気がした。{無謀ですな!2014/6}

740ひとり出発。

815行者小屋。小屋は閉鎖中、テント多数。帰宅後の新聞によれば、このときテント内のこんろで中毒死された方がいた。830発。

地蔵尾根の林の中、積雪15cmくらい。標高2500mくらいを過ぎる頃から急になり、息ぐるしさが増す。鎖場を過ぎる、トレースはあるので、ルートに迷うことはなかったし、ベテラン女性が前20mくらいを先行してくれたので、不安感が少なかった。夏場はあっさり登ったが、今回は、稜線に出る最後の100mくらいは、なかなか苦しかった。

先行者に励まされ、なんとか地蔵の頭に。

1000地蔵の頭。風が少々、小雪。

ここで引き返そうとも思ったが、ベテラン女性が赤岳に行くのを見て、行ける所まで行こうという気になった。{ほんと、無謀!2014/6}1010発。

トレースはあった。3人グループやひとり者とすれ違う。階段を1歩1歩登るような感じ。

1045赤岳。先行してくれた女性と握手。視界なし。あまり寒くなかった。今年から山歩きを始め、夏の赤岳さえ登れると思っていなかったのに、12月の赤岳まで登ってしまって、自分でもびっくり。

すぐ下山。1055下山開始。女性の方は、文三郎尾根へ、私は、引き返すことにした。

緊張しながら雪の中を下る。20分で、天望荘着。大学生らしい3人組、硫黄岳から縦走してきたそうだ。

地蔵の頭を過ぎ、地蔵尾根に。ダブルストックを駆使し、ひとり下りる。トレースがあるので迷うことはない。もしトレースがなかったら、初心者ひとりだと危ないのかな。階段・鎖場を無事過ぎ、ほっとひと安心と思ったら、アイゼンをひっかけ、前のめりに頭から転倒。けがなし、気をぬいてはいけないと反省。

1205行者小屋。女性の方と再会。

小屋前、ヘリコプターがホバリング、朝亡くなった方を運ぶらしい。

1230小屋発。

南沢を下る。初めの1/3は林の中の雪道を軽快に、残りの2/3は沢沿いの階段状の道を下る。

1345美濃戸の赤岳山荘。山菜そば700円、コーヒー400円。おみやげに野沢菜500円2袋。1410小屋発。

バスに間に合わせるため、大急ぎで林道を下る。

1435美濃戸口。25分で下りてきた。バスは1445発。次のバスは2時間後、よかった。

■ 雪山初挑戦はアクシデントなく、あっさり成功。おもしろかった。この成功に自分の実力を過信することなく、次にステップアップしたい。次は、硫黄岳・横岳・赤岳の縦走かなあ。西穂高にも行きたいなあ。

★　▲山へ行こう　赤岳021130初雪山　★