▲山へ行こう Yuji.W

▲赤岳初登頂020729▲

 

☆概要☆

■ 中学校時代からの夢、赤岳登頂を果たそう。テント泊3回目。

[ 日時 ] 2002/07/29-

[ コース・タイム ]
<1日目> 美濃戸口1010-1100美濃戸1145-1400赤岳鉱泉

<2日目> 赤岳鉱泉700-730行者小屋740-830地蔵の頭-835赤岳天望荘845-915赤岳950-1005赤岳天望荘1015-1145横岳1200-1235硫黄岳石室1255-1315硫黄岳1325-1445赤岳鉱泉

<3日目> 赤岳鉱泉915-1040美濃戸1110-1150美濃戸口

 [ 天候 ] 3日間とも晴れ、無風 2日目の9時ぐらいからガス

[ 装備 ] Tシャツ1枚、朝は長袖シャツ1枚追加

[ 交通 行き ] 新宿700-スーパーあずさ1号-907茅野930-957美濃戸口

[ 交通 帰り ] 美濃野口1309-1255茅野1424-スーパーあずさ8号-1636新宿

☆1日目☆

■ 美濃戸口1010歩き始め。

1100美濃戸。ザルソバ700円。蛇口から出る水がある。冷たくておいしかった。1145発。

1230林道終点。1245発。

北沢1949m地点から、沢沿いの道と、増水時用の巻き道がある。沢にそって登って行く。

1400赤岳鉱泉。

テント1泊500円、ビール350ml缶500円、風呂500円。テント10張りぐらい。お風呂、今日はテント組は2時30分から5時までに入って下さいと言われた。5時過ぎに小雨が降った。7時就寝。

☆2日目☆

■ 6:15起床。コーヒー。テント、寝袋などを置き、雨具などを持って出発。700発。

730行者小屋。740発。

さて、今日のメインイベント、赤岳の稜線までの登り。始めは軽い登りだが、標高2500mあたりから険しくなってくる。

穂高が見え、立山が見え、行者小屋・赤岳鉱泉も見えた。所どころ、鎖場があったり、よつんばいで登らなければならないけれど、恐怖感はない。

830地蔵の頭。行者小屋から、1時間弱で、あっさり稜線に出た。東側、清里方面が美しい。奥秩父の山々も見える。清里への県界尾根や真教寺尾根も見えた。南には富士山も。

835天望荘。845発。

赤岳頂上は目の前。標高差300m弱の登り。

915赤岳。

中学校以来の夢がかなった。中学校の夏休みに希望者が野辺山の大田区の施設に泊まり、赤岳登山をするという行事があった。私の代から、途中で引き返すようになっていた。先輩たちの赤岳頂上での写真を見ては、あそこに1度は行ってみたいとずーと思っていた。

360度の眺めと言いたいところだが、ガスが出てきて、近くしか見えない。

950下山開始。

1005天望荘。1015発。

鎖場があったり、ハシゴがあったり、間違った方の岩場に下りそうになったりしたが、ガスが出ていて、真下まで見えるということがないのが幸いしたのか、たいした困難を感じることなく歩けた。途中、70歳代のおふたりとおしゃべり。全部で30人ぐらいすれ違ったかな。標高2825mの分岐点を過ぎた。

1145横岳。天望荘から1時間30分かかった。1200発。

1235硫黄岳石室(硫黄岳山荘)。

コマクサをメインに高山植物が咲いていて、ミニ植物園があった。ココア400円。石室は、今年の秋に水洗トイレが完成するそうだ。

1255発。

ガスが出ている中、30mほどごとにあるケルンに導かれて、硫黄岳へ。

1315硫黄岳。ガスの切れ間から、先週登った天狗岳が見えた。北西方面は、なだらかな風景が広がっており、オーレン小屋がすぐ下に見えた。頂上には黄色い小さな花が咲いていた。1325発。

今日歩いて来た、赤岳・横岳・硫黄岳がぐるーと見えた。今日1日よく頑張ったねという神様のご褒美に思えた。オーレン小屋への分岐点を過ぎ、林の中の道に入っていく。

1445赤岳鉱泉。今日も無事下山することができた。山の神様ありがとう。

ラーメン800円、缶ビール500円。お風呂500円、今日はテント組は5時から7時までの間に入ってくれと言われた。

カモシカが小屋に表れた。野いちごや葉っぱを食べていた。人が近づいても全然逃げない。そのうち、悠然と森の中に帰っていった。

自分のテントの隣に老夫婦がテントを張った。よろしくお願いしますとあいさつされた。恐縮した。いろいろお話をうかがった。昭和27年創立の東京雲陵会という山岳会の創始者のひとりの方だった。ちゃんとした、歴史のある山岳会に入らなければダメだとか、5万円のくつをさわらせてもらったりとか、冬山の氷壁登りの話、スキーの話、など、楽しく、ためになる話を聞かせてもらった。ひとつの山を四季を通じて繰り返し登らなければだめだよとも、おっしゃっていた。テントは10張りぐらい。小屋は50人近くいたかな。8時頃寝た。

☆3日目☆

■ 7時起床。コーヒー。カモシカが再び表れた。自分のテントのすぐ近くの林の中の沢に、水を飲みに来たらしい。

雲陵会のおじさんと、またおしゃべり。奥さんは、もう2度といっしょに歩きに来ないと、おっしゃていた。

915下山開始。

1040美濃戸山荘。山菜うどん800円。1110発。

1150美濃戸口。アイス300円。チップトイレ50円。

☆まとめ☆

■ 去年の夏に、清里の天女山から牛首山まで登って、もしかしたら、40才をとっくに過ぎてしまった私でも赤岳に登頂することができるかなと思ってから、1年。奥多摩の山々を訪ね、テントも経験し、ひとつ目標を達成することができて、うれしい。自分の中では、オリンピックに出て優勝した選手と同じぐらいの価値があるように思える。他人にとっては、たかが、八ヶ岳なんでしょうが。また、どっか行きたいな。

2日目は肩の出たシャツを着ていた。日焼け止めをきちっと塗ってなかったので、ひりひり、帰宅後も痛い。

食料や水の計画をもう少しきちっと立てて、軽量化をはかる必要がある。

 ▲山へ行こう 赤岳、横岳020729 

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