☆山と宇宙とお勉強 ▲山へ行こう Yuji.W

▲槍ヶ岳090824▲

☆概要☆

■ 今年の夏は、忙しいのと、天候不順で、上高地に行けてなかった。8月の終わり、天気が良さそうなので、槍ヶ岳に登りに行くことにした。いつもの夜行ではなく、朝一番のスーパーあずさで行った。

[ 日時 ] 2009/8/24(月)-26(水)

[ コース・タイム ]
<1日目> 上高地・小梨平1300-1415徳沢1440-1525横尾山荘

<2日目> 横尾530-645槍沢ロッヂ655-745大曲755-855水俣乗越915-1105ヒュッテ大槍1125-1210槍岳山荘1245-1305槍ヶ岳1325-1345槍岳山荘1405-1630槍沢ロッヂ

<3日目> 槍沢ロッヂ715-820横尾840-925徳沢1030-1150上高地・小梨平

場所

上高地

横尾

槍沢ロッヂ

大曲

水俣乗越

ヒュッテ大槍

槍岳山荘

槍ヶ岳

標高m

1504

1615

1820

2094

2480

2850

3080

3180

[ 天候 ] 3日間とも晴れ。朝は0℃近くになり、寒かった。
*今年の夏は、早く梅雨明けしたものの、天候が悪く、8月後半やっと晴れた。

[ 雪 ] 登山道に雪はなかった。

[ 装備 ] 40リットルザック(ミレー) 中登山靴(シリオ) 1本ストック

[ 交通 行き ] 新宿700=スーパーあずさ(指定席)=938松本1025=アルピコバス2400円=1205上高地
*アルピコバスのキップは当日、松本のアルピコバスセンター地下1階で買った。

[ 交通 帰り ] 上高地1600=バス[さわやか信州号]6000円=2015新宿
*さわやか信州号のキップは、初日に上高地に着いた時に買った。

☆1日目☆

■ 松本から上高地までのバスは長く、また日差しが強くて疲れた。でも夜行バスよりは、疲れが少ないように思えた。

1205上高地バスターミナル。晴れ、涼しい。人が大勢。大型バスが駐車場に入れきれず、道路に並んで止まっていた。
食堂(村営?)で、ぶっかけソバ850円。ちゃんと係の人が案内してくれる。

小梨平1300発。

1330明神。晴れ、風なし、12℃。観光客多し。1340発。

1415徳沢。晴れ、風弱、、13℃。コーヒー400円。上高地に夜行で来る時は、いつもここで昼寝をするが、今回は眠たくない。1440発。

1525横尾山荘。

宿泊料+夕食で8500円。タオルをくれた。お風呂1600より、一番風呂をいただいた。部屋には、ひとりひとりの簡易ベッドがあり、カーテンもかかり、プライバシーが保たれる。夕食時は、ご高齢な方が多かった。夜、星がきれいだった。

☆2日目☆

■ 横尾530歩き始め。

600広河原、晴れ、風なし、0℃、寒い。槍ヶ岳が見えた。605発。

645槍沢ロッヂ。晴れ、風なし、2℃。655発。

745大曲。晴れ、風なし、0℃。寒い。今回も槍沢経由ではなく、水俣乗越経由、東鎌尾根を歩いて槍ヶ岳へ行く。755発。

この道は悪いとの情報もあるが、全然普通。快調に高度を稼ぐ。標高差は400mほどある。反対側の南岳方面の尾根が見えてくる。

855水俣乗越。晴れ、風なし、8℃。大きなザックの単独行さんとお話。乗越から北側に下り、その後、北鎌尾根にアタックするそうだ。

915発。槍ヶ岳が見えた。北鎌尾根も見える。これが見たくて、このコースを選んだ。去年、おととしと、雨やガスのため、この景色を拝むことができなかった。3回目の正直だ。

東鎌尾根は、傾斜のゆるいハシゴ、垂直なハシゴなどあるが、危険だという感じはない。

1015尾根上で休憩。晴れ、12℃。4時間近く歩いている。疲れてきた。足が重い。1025発。

1105ヒュッテ大槍。晴れ、風弱、6℃。ガスが出てきた。コーヒー400円。元気が出てくる。1125発。いよいよ槍ヶ岳の肩へ。

1210槍ヶ岳山荘。着きました。曇、風弱、4℃。横尾を5時半に出発し、行動6時間半、そのうち、休み計1時間、歩き計5時間半だ。標高差1500mほど。やはり楽には歩かせてくれない。あたりまえだが…。

カレーライス1000円。

1245アタック開始。

頂上直下。今は、頂上から2つ並んでハシゴがある。数年前まではひとつだった。私の母親が昔登った時は、ハシゴがなかったそうだ。

1305槍ヶ岳頂上。やりました。目標達成。2009年の夏も槍ヶ岳に来ることができた。ガスで周りはあまり見えないのが残念だ。

1325下り始める。慎重に下山する。1345槍ヶ岳山荘。人が大勢いる。

槍ヶ岳山荘に宿泊してもよかったが、下山することにした。

1405下山開始。この時間ここを下りていく人、登ってくる人は少なかった。 

標高2700m、坊主の岩小舎(ぼうずのいわごや)付近で、サル達の抗争に巻き込まれそうになった。

サルがマジで吠える声が聞こえてきた。えっ?

気がつくと、複数のサルが四方八方にいて、囲まれた感じになっている。体の大きいボスザルらしきものも、数十メートル先で、大きな口を開け、牙をむき、吠えている。どうしよう。逃げるにも、この高度では空気が薄くて走れない。向こうは軽々走っているけど…。隠れる?戦うしかない?一応ストックは持っているけど…。

幸い、私を威嚇しているのではないらしいことがわかってきた。沢を下る複数のサルがいる。それを追いかけるサルたちもいる。どうやら、槍沢を登ってきたサル一家がいたらしい。新天地を求めてきたのだろうか。それに対して、槍沢上部に住むサル一家が怒り、追い出そうとしているようだった。その通り道には、登山道があり、複数の人たちが、その追いかけっこに巻き込まれていた。ただ、サルたちは、人間どもには一切眼中にないようで、人々の数メートル先を通って行った。

しばらくしたら、双方落ち着いたらしかった。恐かったが、下るしかない。一切休みを取らず、どんどん下った。

天狗原への分岐も過ぎ、傾斜もゆるんできて、私の気持ちも落ちついてきた。ああ、恐かった。

1630槍沢ロッヂ。2時間25分間、休みなしで下りてきた。

宿泊+夕食で7700円。お風呂が1650までで、ぎりぎり入れた。1700夕食。2000消灯。ふとんはひとり1枚ずつあった。

☆3日目☆

■ 槍沢ロッヂ715発。のんびり。

820横尾。晴れ、風なし、5℃、寒くはない。840発。

925徳沢。晴れ、風弱、11℃。カレーそば750円。昼寝。1030発。

1150小梨平。晴れ、風弱、12℃。帰りのバスは1600発、1530集合なので、のんびり。昼寝。トイレ。案内所見学。

いつものように、お風呂、ケーキ。1600バス。

ああ、楽しかった。

 槍ヶ岳090824 

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