☆山と宇宙とお勉強☆ ▲山へ行こう▲ Yuji.W

▲奥穂-ジャンダルム-西穂▲


ジャンダルム

☆概要☆

[ 日時 ] 2007/8/16(木)-19(日)

[ コース・タイム ]
<1日目> 上高地小梨平1325-1555横尾

<2日目> 横尾505-805涸沢ヒュッテ900-1125穂高岳山荘

<3日目> 穂高岳山荘515-550奥穂高岳610-720ジャンダルム730-1135西穂高岳1200-1400西穂山荘

<4日目> 西穂山荘725-930上高地田代橋

[ 天候 ] 4日とも晴れ

[ 標高 ] 小梨平1504m 横尾1615m 涸沢ヒュッテ2300m 穂高岳山荘2996m 奥穂高岳3190m ジャンダルム3163m 西穂高岳2909m 西穂山荘2385m

[ 装備 ] 35リットルザック(ミズノ) 中登山靴(シリオ)

[ 交通 行き ] バス[さわやか信州号]:新宿730=1235上高地

[ 交通 帰り ] バス[さわやか信州号]:上高地1600=渋滞=2200新宿

☆1日目☆

2007年8月16日(木)、上高地は超混雑。晴れ、風弱、24℃。さすがに暑くない。おやき200円*2

小梨平1325発。今日は横尾まで、のんびり。

1355明神。晴れ、風弱、22℃。1405発。

 

1445徳沢。晴れ、風弱、22℃。テント30張。コーヒー400円、りんご200円。1505発。

1555横尾。

<横尾山荘> 夕食のみで8000円。左奥の新しい部屋に通された。小さな畳6畳6人部屋で4人。全体で80人ぐらいかな。トイレきれい。お風呂1600-2000、きれい、お湯がじゃんじゃん流れてくる。夜星を見た。流れ星2つ見た。

←秋の雲?

☆2日目☆

横尾505発。曇り、風なし、11℃。夜は明けている。涼しい。取りあえず、涸沢へ。

605本谷橋。晴れ、風なし、10℃。620発。

←横尾本谷方面。稜線は、横尾尾根。南岳小屋へのバリエーションルート。いつかは、このコース?

715 涸沢ヒュッテが見える所、Sガレ付近。いつもどこがSガレなのか、わからない。725発。

805涸沢ヒュッテ。晴れ、風弱、16℃、776hPa。横尾を出発してからちょうど3時間。おでん4品で500円。

360度ぐるっとよく見える。珍しい。

←吊尾根。左端が前穂高岳、右端が奥穂高岳。このルートは歩いた。

←穂高岳山荘-涸沢岳-北穂高岳。右下は涸沢小屋。このルートも歩いた。

←北穂高岳高東稜。ここもバリエーションルートのひとつ。いつか?ロープいるかなあ?

←前穂高岳、4峰から3峰、2峰、主峰。これも、バリエーションルート。いつか?3峰がきびしそう。ロープなしだと無理だよなあ。

涸沢ヒュッテ900発。穂高岳山荘へ。

途中、雪渓を登る。そのあと、お花畑。サルの集団がいたらしいが、この時はいなかった。

雪渓トラバース。

950合流点。晴れ、風弱、16℃。1005発。

←右上へ上がる出っ張りがザイテングラート。

1125穂高岳山荘。曇、風中、15℃。

涸沢ヒュッテから2時間半。今日はこれで終わり。

←山荘前、奥穂高岳への階段。

←涸沢。真ん中の赤色が、涸沢ヒュッテ。

<穂高岳山荘> 夕食のみで7400円。混んでいた。100人くらいかな。韓国からの団体旅行者が大勢いた。

夕食は3回戦?部屋ごとに食堂に呼ばれる。順番待ちをしなくてすむので、いいシステム。ただし、そういうシステムである表示も説明もなく、不親切。部屋は、ひとり畳1畳分のスペース。

☆3日目☆

4時過ぎに起きる。さあ、今日が勝負!

515発。風が強いので、Tシャツ+シャツ+フリース+雨具。

ハシゴを2つ登ったあと、以前は直登していたが、今年は5mほど右にトラバースしてから登りになっていた。こちらの方がやさしい。ペンキあり。

もう少しで奥穂高岳。

←ジャンダルムへの稜線が見える。既に、数人トライし始めている。

550奥穂高岳。晴れ、風中、6℃。10人。

今日の取りあえずの目標は達成。このあと、吊尾根へ?戻る?ジャンダルムへ?

←右側の丸いのがジャンダルム、左側の丸いのがロバの耳。

ジャンダルムへ行く?

<+>けっこう人はいそう。天気はよい。風はあるが、強風ではない。昨日、子供もジャンダルムまで行ったそうだ。お父さんとロープでつながってということだが。

<->恐そう。自分の力量が通用するのか。時間がかかる。体力はもつのか。

←馬の背

 

←ロバの耳のトラバース

ジャンダルムへ行くことにした。なぜ?わからない。ジャンダルム往復だ。奥穂高岳610発。

すぐ、馬の背。いきなり、核心。

左右は切れ落ち、標高差1500mの上高地も見える。

私は、はいつくばって下りる。

あとで、私の様子を見ていた人たちから、「手足が伸び、岩にへばりついていた。もっと上体を岩から離し、下を見なさい。スタンスを見逃している。」と、言われた。

 

 

シャンダルムが見える。頂上に人が見える。

←ジャンダルムを上高地側に巻いている人。ここは、鎖がなかった。下は、上高地が見えている。

←ロバの耳の下をトラバースしている人が見える。

 

←ロバの耳の岩壁。上1/3ぐらいの所にトラバース道が見える。

鎖がある。

たぶん、このあとだと思う。3mくらいの垂壁があった。ルートを間違え、左隣のガレ場を登ってしまった。下に人がいたので、無理矢理登って落石をおこすわけもいかず、行き詰まってしまった。と、思ったら、右足のスタンスがくずれ、ガラガラと落石!「ラクー」と、叫びまくった。下の2人がうまくよけてくれ、大事に至らなかった。よかった。今回の山行の最大のミス、反省点だ。ルートの選択が安易だった。もっと、慎重にルートを選ぶべきだった。下の2人に当たり、大けがを負わせる可能性が十分にあった。

←ロバの耳への登り

←ロバの耳からの下り

←ロバの耳からの下り。ジャンダルムから撮影した。

←ロバの耳からの下り。ジャンダルムから撮影した。

鎖がある。登りは大変そうだ。

コルからジャンダルムへけっこう登る。ジャンダルムの頂上がすぐ上に見える所まで登る。

そして、左へまく。鎖がない。眼下に上高地が見える。

まいたら、西穂高側から登る。最初、左へ行って、それから右へ折れる。頂上へ。きびしい道ではない。ここでも私はルートを間違え、ガレ場を直登してしまった。ちゃんとルートを見てないんだなあ。

720ジャンダルム!晴れ、風弱、16℃。だれもいない。奥穂から1時間10分。

いつか、ジャンダルムへ行きたいなあと思っていた。自分には無理かなあとも思っていた。でも来れた。うれしいなあ。

←奥穂高岳とロバの耳

ロバの耳のアップダウンはきびしい。

←コブ尾根の頭と焼岳。コブ尾根はジャンダルムの頂上から、すぐ近くに見える。

 

 

 

当初、ここジャンダルムから引き返すつもりでいたが、またあそこを通るのかと思うと、引き返す気がせず、その一点で、西穂高へ向かうことにした。730ジャンダルム発。

←コブ尾根ノ頭からの下り。

この辺りだと思う。人より大きな岩に○印があって、その下に下りのルンゼがあった。踏み跡も確かにある。折れたポールが岩陰にあった。ここを下った。10mほど行ったら、踏み跡がない!ちょうど、先ほどの大岩の所に人が来たので、○印の先にルートがないかと聞いたら、あると言うので、登り返した。大岩の隣の岩との隙間を通る。

←畳岩尾根の頭から天狗のコルへと下りる。

←畳岩尾根の頭から天狗のコルへと下り

 

もうすぐ天狗のコル。向かいの天狗ノ頭への登りが見える。

850天狗のコル。ジャンダルム頂上から、コブ尾根ノ頭、畳岩尾根ノ頭と、2つのピークを上り下りした。ジャンダルムを過ぎれば楽勝かと思っていたが、そんなことはなかった。きびしい所が続いた。1時間20分かかった。

晴れ、風中、9℃。

←岳沢への下りは、ガレ場or雪渓できびしいらしいのだが、なんとか降りれそうだ。

900発。

←天狗ノ頭への登り。

ロープを張り、男性の方が女性を確保していた。->

930天狗ノ頭。標識あり。

←天狗ノ頭からの下り。間天ノコルへ。

 

 

間ノ岳への登り。(天狗ノ頭より)

間ノ岳への登り。(天狗ノ頭より)

間ノ岳への登り。

間ノ岳への登り。

 

1010間ノ岳。でも、標識がなく、岩に書いてる「間ノ岳」も見つけることができず。西穂高側に、複数のピークがあり、どれがどのピークかわからず、ここが間ノ岳か定かではなかった。

 

間ノ岳の下り

間ノ岳の下り

間ノ岳から西穂高まで、いくつかのアップダウンがある。

←写真中央やや左寄りに鎖がある。この左下は、どーんと切れている。スリップするわけにはいかない。

 

またクライミング。まだ、西穂高ではない。いい加減いやになってきた。

岳沢

岳沢

上高地も見える。

やっと西穂高への登り。

やっと西穂高への登り。

1135西穂高。着いた!ジャンダルムから4時間5分。ジャンダルムから奥穂に戻るのがいやで、4時間頑張った。アップダウンが激しく、クライミングも数多くあり、きびしかった。

曇、風なし、24℃。20人ほど。

ガスでよく見えない。

西穂高1200発。

<-西穂高からの下り。

独標近くで

1400西穂山荘。2食込みで9000円。小屋前のスペースにベンチ等があり、皆さんそこでくつろいでいて、なかなかいい雰囲気。さらにその前に、テントサイトがある。一画をお花畑が取り囲んでいて素敵。

 

併設の喫茶店のような建物がある。軽食、コーヒー、ビールなどある。夕食も取ることができるようなので、小屋で夕食を取らずに、ここでとってもよいようだ。朝もあいていたので、遅めの朝食も取れそうだった。それにしても、何時から何時まで開いていて、食事はできるのかできないのか、そういう情報が掲示されていない。初めて来た人が困らないようにしてほしい。

超混んでいて、夕食は3回戦。小さな畳9畳の部屋に15人。ひとり肩幅分のスペース。トイレはきれい。数は少ない。

☆4日目☆

朝食も3回戦。今日は上高地に下るだけなので、のんびり。

西穂山荘725発。ガス、涼しい。

820宝水のちょっと先。晴れ、風中、12℃。830発。

 

 

 

 

 

930上高地田代橋。晴れ、風なし、17℃。山行終了。

 

 

 

 

 

 

上高地は、日曜日で超混雑。

清水屋ホテルでお風呂1070円。上高地アルペンホテルでぶっかけそばセット1000円。小梨平で昼寝ただ。

☆追憶☆

もう9年前になるのか。よく頑張ったなあ。自分の山歴では、最難関だった。もう1回行きたいけど、もう無理かなあ。

山行記を読むと、その時の自分の興奮が伝わってきて、我ながらおもしろい。

  奥穂-ジャンダルム-西穂  

 

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