▲槍ヶ岳初登頂020827▲


▲天狗池からの槍ヶ岳 2002年8月29日

☆概要☆

■ アルプス2回目、あの槍ヶ岳へ。槍はかっこよかった。うれしくて、頂上に1時間いた。

槍ヶ岳頂上直下、落石事件があった。

3日目、3000mの尾根道を歩く。気持ちよかったあ。大キレット見学。

[ 日時 ] 2012/08/27-

[ コース・タイム ]
<1日目> 上高地615-955横尾1025-1205槍沢ロッヂ

<2日目> 槍沢ロッヂ600-1000槍岳山荘1010-1105槍ヶ岳1205-槍岳山荘

<3日目> 槍岳山荘605-840南岳山荘1000-1140天狗池1230-1615横尾山荘

<3日目> 横尾山荘750-1100上高地

 [ 天候 ] 快晴、風弱。2日目の午後だけ霧。

[ 装備 ] 昼間はTシャツ1枚。朝夕は+長袖シャツ。

[ 交通 行き ] 新宿23時発さわやか信州号6000円、2台、ほとんど登山客。2回トイレ休憩。眠り難い。帽子で目を覆って寝た。5時過ぎ沢渡(さわんど)着。乗り換え。6:00上高地バスターミナル着。

[ 交通 帰り ] 高速バス上高地バスターミナル14時発さわやか信州号6000円、1台、観光客と登山客半々。今回は渋滞がなく快適な旅だが、MDを聞いて気を紛らす。トイレ休憩2回。女性のトイレは行列。諏訪から下るところで目の前に富士山が大きく見える。大月あたりでは、やや離れて平行に走る列車が、風情をさそう。東京に入る頃、夕日で街がオレンジ色で、なかなかよかった。18:20新宿着。

☆1日目☆

■ 上高地の朝はさわやか。快晴。Tシャツ1枚では、寒いぐらい。前回の8月9日ほどではないが、人はいた。施設の2階で豚汁400円。1階は閉まっていた。

 6:15歩き始め。梓川ほとりに出て、カッパ橋を見て、テント場をぬけていく。テント場のトイレ拝借。無料、丸太小屋風、水洗で、とてもきれい。トイレットペーパーは設置してない。このコースは2回目。今日は槍沢ロッヂまでの5時間コースの予定なので、のんびり。

7:15明神着。水洗トイレあり。明神池には、前回の帰りに寄った。7:30発。

8:10徳沢着。明神から40分で着いた。快調だ。ここは林の中にテント場があって、ひろびろとして、好きな所だ。山菜ソバ700円。水洗トイレあり。トイレットパーバーなし。バスであまり眠れなく、眠たいので、仮眠。30分ぐらい寝たかな。9:10発。1時間もいたのか。

9:55横尾着。徳沢から45分、快調。上高地から4時間近くかかった。休憩が長すぎるためだ。でも今日はこれでいいのだ。トイレあり。きれい。臭いなし。特別な処理方法らしい。チップ制。募金箱に100円入れる感じ。

前回は、ここから、涸沢へいったが、今日は、槍沢へ。10:25発。 

一ノ俣谷の橋の所で、15分間休憩。岩が白い。花崗岩でできている。200万年前の花崗岩だそうで、それは新しい花崗岩なのだそうだ。

12:05槍沢ロッヂ着。横尾からここまでは、標高差200mぐらい、軽い登り。あっさり着いた。ここから槍岳山荘は5時間ぐらいか。行けなくはないだろうが、初心者だし、ここは始めてだし、明日は登頂、あさっては南岳の予定で、1日目から無理することないので、今日はここで終わり。

槍沢ロッヂ村の公民館という感じ。1泊2食で8500円。風呂2つあり。3人はつかれる金属製の浴槽が2つあった。新品できれいだった。石鹸は使えない。風呂は5:30まで。

小屋前で、昼寝、読書。「スーパーストリング」という物理の初心者向け解説書。小屋の人が望遠鏡を設置してくれた。槍ヶ岳が見えた。山頂で人が動いているのが見えた。槍ヶ岳を見たのは、初めてなので感激した。明日行くぞ。

天気予報は、明日雨。みんな、どうしようかなとわあわあ言っている。夕方に、明日晴れと変わり、みんなにっこり。

夕食17:30。トイレは、別棟にあり、新設できれい、臭いなし。特別な処理方法らしい。使ったトイレットペーパーは、ごみ箱へ。一部屋に上下左右4ブロックに5枚ずつの布団。今日はひとり1枚の布団。

☆2日目☆

■ 槍沢ロッヂ。5:10起床。玄関に、小さい男の子と小学生ぐらいの女の子とお母さんとおばあちゃん。男の子は5才だそうで、今日槍ヶ岳を目指すそうな。頑張ってねと声をかけた。この一言が、このあとのドラマを作ることになるとは夢にも思わなかった。5:30朝食。

6:00出発。望遠鏡で槍を見る。待っててね。下弦の月が、目の前の横尾尾根の上に出ている。林の中の軽い登りを行く。前後ぱらぱらと人がいる。小屋の跡、テント場を過ぎ、左にババ平という河原。このあたりは、いろいろな花が咲いていて、とてもきれい。

6:55水股乗越着。標高2094m。300mほど上がってきた。東鎌尾根への道が分岐している。槍は見えない。

7:05出発。槍沢を登る。幅1m程度の軽い登り。カール地形のU字形の谷に入る。大喰岳(おおばみだけ)・中岳の尾根が見える。雪渓も見える。

7:55天狗原分岐着。標高2348m。300mほど上がった。まだ槍は見えない。靴底がはがれて立ち往生している人がいた。たまたま持っていたひもをあげた。山に来ると、いい人になっちゃうんだよね。

8:05出発。石ころごろごろのジグザグ道。ゆっくり行くことを心掛ければ、苦しくない。前後に人。すれ違う人もいる。8:50この道は登り終え、開けた所に出る。歩くコースに雪渓はない。 

9:15槍が見えた。三角お山が朝日を浴びて光輝く。薄い黄金色かなあ。ここまでの3時間の疲れがふっとぶ。あとは、山荘まで、気持ちが高揚したまま。 

標高2700m、坊主の岩小舎(ぼうずのいわごや)。ここで修行したそうな。槍直下、絶好のロケーション。いつも思うことだが、昔の人が考える場所というのは、絶好の位置にある。そのセンスに脱帽。

9:50殺生ヒュッテの脇に出る。なぜ、ここが、殺して生きるのかな。天狗原分岐から1時間45分かかっている。

10:05発。槍は目の前に広がり、槍岳山荘は目の前に見える。ゆっくり登る。今日の第1目標は、山荘に着くことにあるので、このペースだ。西側に向けて登っているので、朝日を背中で感じる。花が咲いている。幅1mぐらいの歩きやすい道。

10:40槍岳山荘着。標高3080m。けさから4時間40分、標高差1255m。1時間で300m登ればいいと思っているので、休憩タイムも考えて、いいペースだったと思う。ここまでは5時間歩ける人なら、だれでも来れる。天候がいい時の話だが。快晴、無風。360度見える。穂高連峰が見えた。西側の山々も目の前に広がる。山荘前で十分休んでから、槍ヶ岳アタックを開始する予定でいたが、気持ちがせいて、すぐアタック開始。

10:50アタック。ザックは置いて行く。標高差100mの壁は、頂上まで見える。ハシゴも見える。登っている人も見える。

ほとんど、全部四つんばい、ハシゴあり、鎖あり。下を見ると、とーんと何百mも切れている所があって、下を見るな、見るなと呪文を唱えて上がる。心拍数150位か、息ハアハア。

11:05最後の2つの垂直のハシゴを登り切って、頂上着。やったあ。みんな拍手で迎えてくれる。にこにこ。ここが、槍頂上だぜ、穂高からも、八ヶ岳からも、穂高ロッヂからも、私が見えているはずだ。みんな、見てるー?無風、快晴。360度の風景を順番に見て楽しむ。

ジュット機が飛んできた。プレイべートの飛行機らしく、穂高すれすれに飛んだり、槍をぐるぐる旋回したり、気持ちよさそう。ちょっとうるさいけど、そばに寄ってきた時は、腕を振ってしまった。

みんな下りていって、槍頂上独り占め。セルフタイマー撮影。

うれしくてうれしくて、1時間頂上にいた。12:05下山開始。

☆落石事件☆

12:20、山荘前まで下りてきた。ここで、朝の子供たちに会う。5才の男の子は、お母さんにロープで引っ張られ、小学校4年生のおねいちゃんが、あとに続いていた。ロープは輪にして胴体に回してあるだけで、危険な感じがした。「いっしょについていきましょうか」と声をかけたら、「お願いします」と言われた。

子供たちは「こわい」を連発しながらも、けっこう登って行く。男の子は、毎日ハイキングをしている幼稚園に通っているそうで、先週も、3000m近い山を制覇したきたらしい。

鎖、ハシゴも制覇し、とうとう、頂上直下の2つのハシゴまで来た。これを登って万歳するだけだ。頂上には20人ほどいたらしく、下りてくるのにぶつかってしまい、そこで、待たされることになった。(2002年、ハシゴは1列だった。)その時、事件が起きた。

人の声がしたので、上を見上げたら、小石がパラパラと降ってきた。危ないなあと、上の人に不満の顔して、一呼吸おいたら、2度目のパラパラが来た。自分だけ助かるのもいやだったので、とっさに、男の子に覆い被さり、両手を自分の頭や首に回した。

ぱらぱらを感じた。他には何も起きない。しばらくしてそーと頭を上げた。みんなきゃあきゃあ言ってパニックになっている。男の子も女の子も泣き出した。二人の顔や頭を見たが、かすり傷だけのようだ。自分も出血していないようだ。

後で聞いた話。突然ガラガラと音がして、小屋の玄関にいた人がみんな一斉に外に飛び出したそうな。子供の頭ぐらいの石が落ちてきたそうな。最後にポーンとはね、直撃しなかったらしい。

お母さんは、手の指を少し切っていた。100m下の山荘の方から、おばあちゃんが、「だいじょうぶー?」。お母さんが、「大丈夫よー。」

原因は、下山待ちの人が、携帯電話をかけつつ、不用意にハシゴのすぐ脇の縁に来て、落石を起こしたらしい。

しばらくして、みんな落ちついてきた。お母さんは、ハシゴをあとふたつ登りましょうよと言うが、子供二人は、絶対やだ、下りるを連発。お母さんだけ、頂上制覇を果たす。その間、子供二人と、ハシゴの真下でじっと待っていた。お母さんが下りて来て、下山開始。私が先頭、おねえちゃん、お母さん、男の子、石を落としたらしい人が、男の子のロープを持ってくれた。

途中、事件を目撃した、元山岳警察、現在ガイドの人が、別のお年寄りをロープでいっしょに下山したあと、戻ってきてくれた。ロープでおねえちゃんを確保して下りてくれた。子供たちは、「こわいよー」を連発しながら、でも自分の足で下りていく。もう山は来ないとも、言っている。

しばらくして、無事下山完了。時計を見たら2時になっていた。おかあさんと握手。「命の恩人です」を言われた。

遅い昼飯、カレーライス1000円。家族4人も集まり、並んで昼食。お母さんとビールで乾杯。落石の時に周りにいた人たちも来てくれて、よかったよかったの声。

元山岳警察さん曰く、山荘の診療所はすでに閉鎖されているし、霧でヘリは来れないし、石が当たっていたら、大変なことになっていたと。

☆3日目☆

▲八ヶ岳

■ 槍岳山荘4:40起床。快晴、朝焼けがきれい。富士山も見える。槍に登っている人もいる。Tシャツに長袖シャツで寒かった。

5:30朝食。50人くらいかな。テルモスに粉末コーヒーを入れ、それにお湯を入れてもらう。お湯150円。 

6:05出発。槍を登っている人がたくさんいる。昨日2回登ったので、もう今日はいいや。昨日の家族は、今日1日かけて、上高地に下りると言う。元山岳警察・現ガイドさんが、昨日はご苦労さんみたいな感じで、いろいろ話をしてくれた。君なら、大キレットを通過できるよとも言われた。山を始めたのは、去年の暮れなので、今日はやめますと言った。

今日は、中岳・南岳と行き、天狗原に下り、槍沢ロッヂか横尾山荘まで予定だ。

荘脇の崖っぷちのテント場を過ぎ、飛騨乗越に下る。大喰岳(おおばみだけ)を登り返す。標高3101mだ。槍ヶ岳がどーんと見える。このあとは、3000mを越える尾根道。快晴、無風、360度の展望。なんて素敵。あっちきょろきょろ、こっちきょろきょろしながら歩く。ちょっと危ない。崖っぷちの幅30cmの鎖なし道もあったが、無事通過。

 7:05中岳着。標高3084m。山頂直下は、少し岩場。休憩。ガイドさんが年輩の方と来た。南岳まで行き、西側・岐阜県の槍平小屋に下りるそうだ。

7:20出発。中岳を下りる道は、去年新設されたようで、大きな石組みが、階段状になっている。ありがたいことだ。岩ごろごろの道を歩く。

8:05横尾尾根分岐着。天狗原への分岐点だ。標高2970mぐらい。休憩。だんだん気温があがってきたので、Tシャツ1枚になる。日焼け止めを塗る。

8:20出発。軽く登って、すぐ南岳。標高3033m。

8:40南岳小屋着。10人くらいいた。小屋は掃除中で、コーヒーは飲めなかった。ここからは、大キレットは見えないが、大キレット直前の場所で、ここで、息を整え、覚悟を決め、気持ちを整理する所のようだ。

小屋からちょっと登ると、あら絶景、大キレットが一望できる。獅子鼻と言う所まで行って、しばし見とれる。北穂高までの稜線がくっきり。長谷川ピーク、Aコル、飛騨泣きのある所が、目の前に広がる。奥穂高、前穂高、西穂高も見える。八ヶ岳、南アルプス、富士山も見える。ゴミ拾いに来た小屋のおにいちゃんに、幅30cmぐらいの断崖絶壁の道をずーと歩くんだと言われて、ここを通過できる日がはたして来るのだろうかと思った。これから大キレットを挑戦する何人かとお話をした。みんな気合いが入っていた。顔つきがきっとしている。あそこ恐そうですよねと言ったら、そんなこと言わないでくれと言われた。

時計を見たら、あら10:00。ずいぶん、ここにいたものだ。出発。南岳にもどる。天狗原に下りるという女性がいた。一緒に行くことにした。

10:20横尾尾根分岐着。標高2970mぐらい。これから1時間以上の岩場降りになるので、ここで休憩。

10:25出発。鎖あり。急な下り。彼女は先にいる。落石の恐れがある所では、昨日の教訓を生かし、彼女が落石にあわない所まで降りるのを確認してから、自分も降り出す。延々岩場の下り。

11:40天狗池到着。標高2524m。標高差450mぐらい降りて来た。彼女は先に着いて、ひょこりすわっていた。池は直径20mぐらいかな。小さな雪渓が残っている。槍が目の前に見え、池に写り、絶景。ここで、昼食にすることにした。槍岳山荘の弁当だ。白いおにぎり2個かなと思っていたら、ちまきと言うやつかな、竹の皮に包まれ、中にいろいろな具がたくさん入った茶色い餅米のヤツ。おいしい。槍岳山荘の弁当はお奨めだ。舌鼓を打ち、景色に見とれ、彼女と話し、1時間近くいた。

12:30発。池からちょっと登って、ちょっと下って、カール地形の谷に出る。きのう槍を目指した谷だ。ここまで来れば、あとは無事に帰れる。けっこう花が咲いている、岩ごろごろの道をジグザグに下って、標高2348mの分岐。

ここからは昨日通った道、幅1mぐらいの緩い下り坂。花がきれい。彼女といろいろお話した。京都在住、19才、ひとりで本格的な山に挑戦するのは始めてなのだそうだ。将来のたくさんの夢を聞かせてもらった。

13:50水俣乗越着。標高1705m。休憩。14:40槍沢ロッヂ着。ここで終点にしてもよかったが、横尾まで行くことにした。

16:15やっと横尾山荘着。

横尾山荘1泊2食8500円、消費税を取られて、8925円。改築されてきれい。1部屋子供用2段ベッド4つという感じで、8人が寝れる。ひとりずつカーテンがしきることができて、完全に個人のスペースができる。裸になることもできる。布団とは別に白いシーツがある。山小屋のシーツなんて始めて見た。トイレはバイオ技術利用のヤツのようで、とてもきれい。全然臭くない。トイレットペーパーはゴミ箱へ。お風呂は別棟にあって、これも新品、きれい、タイル張りの風呂場、ジェットバスで、普通の旅館の様。ただし、石鹸は使えない。

夕食18:00。普通の所より遅め。100人くらいいたかな。料理も普通の旅館並。

夜、外に出たら、満天の星。橋の中程まで行って、ずーと星を見た。夏の大三角形、白鳥、七夕のふたり、天の川、カシオペア、北斗七星、さそりなど見えた。流れ星も1つ見えた。

☆4日目☆

■ 横尾山荘。4時過ぎに廊下をどたどたと歩く人がいる。みんなが朝早く起きるわけではないのだぞと、叫んだつもりになって、また寝る。

6:00起床。即朝食。朝コーヒー200円。談話室で読書。彼女がもう行きますとあいさつに来てくれた。うれしいことだ。

7:50出発。今日は上高地に13:30にいればいいので、のんびり。このコースを下るのは2回目。前回は、テントをしょい、アルプス初体験の興奮状態で歩いたが、今日は、きのうの楽しかったこと、おとといのびっくりしたこと、思い出に浸りながら、景色をゆっくり見ながらのんびり歩く。

8:50徳沢着。ここでもボケー。9:20歩き始める。途中、道ばたに猿が2匹。猿もボケー。でも私は、猿が恐いので、目を合わさないようにして、そーと横を通り過ぎる。10:05明神着。ぼうー。10:20発。ここからは、観光客がたくさん。

11:00上高地着。テント場で、何日かぶりの歯磨き。観光客も多いことだし。

13:30まで暇なので、ザックを荷物預かり所に500円で預け、上高地散策。ビジターセンターで山の写真見て、あそこに行ってきたんだなあと感慨にひたり、カッパ橋を渡って、五千尺ロッヂのケーキを買って、梓川沿いのベンチで食べる。この3日間の疲れが出てきたが、歩く。ウェストン碑を見て、田代橋を渡って、梓川沿いの道を上る。ぶらぶらふらふら歩いていたら、彼女がにこにこっと。うれしくなるね。2人でビジターセンターを見学した。

14:00バス発車。沢渡で乗り換えて、大型バスでいざ東京へ。今回はスムーズに行き、7時着予定のところ、6時20分に着いた。

☆まとめ☆

■ ほんとおもしろかった。感激がなかなかさめやらない。槍ヶ岳も素晴らしかった。アタックも成功した。標高3000mの尾根道もよかった。天気に恵まれた。花をたくさん見た。そして何よりも、多くの人々と触れあえ、帰って来てからも、あの人たちは無事家についたかなあと考えることのできる喜びを得た。ザックや靴に、ご苦労様とお礼を言い、次はどこ行こうかなと考えている日々である。

 ▲山へ行こう 槍ヶ岳初登頂020827 

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