<山へ行こう>

 

八ヶ岳-横岳


八ヶ岳全景 帰りのバスの中から

▲概要▲

[ 日時 ] 2012/7/16(月)3連休最終日-17(火)

[ コース ]

<1日目> 美濃戸口1120-1210美濃戸1255-1435赤岳鉱泉(テント泊)

<2日目> 赤岳鉱泉505-535行者小屋550-地蔵尾根-645地蔵の頭700-800横岳820-905硫黄岳910-1010赤岳鉱泉1110-1225美濃戸1345-1425美濃戸口

[ 天候 ] 晴れ

装備

ザッグ

ミネルバ 50リットル

スポルティバ

テント

アライテント製 ライペン トレックライズ0 

調理道具はいっさい持って行かなかった。全部で10kgになった。

[ 交通 行き ]

 新宿800=スーパーあずさ(指定席)=1005茅野1025~バス~1100美濃戸口

[ 交通 帰り ]

 美濃戸口1500~バス~1535茅野1620=あずさ(指定席)=1836新宿

[ トピック ]

●山雑誌を見ていたら、久々のテント泊がしたくなった。だが、食事は小屋でという軟弱なテント泊。テント泊前回は、2007/6/16-阿弥陀岳南稜
●地蔵尾根は、いつものようにきつかった。
●横岳は赤岳よりワンランクきびしいと、再認識できた。
●横岳稜線には、花が予想以上に多く咲いていた。
●大人数の団体さんがたくさんいた。
●硫黄岳では、登山家野口さん、エッセイスト華恵さんがテレビの撮影中であった。サインしてもらった。

△1日目△

茅野からバス、登山客7人。3連休最終日なので、だれもいないかなとも思っていた。

以下、いつもの気温などの記録がない。ノートを2日目の朝、落とした。

1100美濃戸口(標高1500m)。駐車場は満杯。バス待ちの人々多数。コーヒー400円。1120歩き始め。2人組といっしょに歩く。

アブがまとわりついてくる。防虫剤を塗っておいたが、それを無視してやってくるのがいる。

すれ違い多数。

1210美濃戸(標高1720m)。駐車場満杯、美濃戸山荘で休憩中に人多数。いつものおばちゃんにあいさつ。カレーライス800円。

1255発。久々の10kgの荷物、重いがこなせている。

すれ違い多数、皆さん、アブの襲撃に悩まされ、イライラ。

林道終点(標高1950m)。曇。

山の中の道に入る。すれ違い多数。小さな花が所どころ咲いている。

1435赤岳鉱泉(標高2220m)。曇。いいペースで歩けた。

テント泊の手続き。テント泊ひとり1000円。夕食2000円をたのんだ。お風呂1000円は止めにした。

テント設営、5年ぶり。アライのテントはよくできていて、設営はとても楽。だんだんできていくのが、大きなプラモデルを作っているようで、おもしろい。整地から含めて30分で終了。他に3張。

夕食まで、読書タイム、量子力学の本。だんだん涼しくなってきたのでフリースを着た。

ネパールに行ってしまってもう会えないかなと思っていた、スタッフさんがいて、お話できた。

▲ガスが切れ、大同心が見えた。

1800夕食。食堂には40人ほど。ステーキ!おいしい。

1930就寝。久々のテント泊だが、問題なく寝れた。途中起きて、外を見たが、曇っていて星は見えなかった。

△2日目△

430起床。曇っている。軽く食事。

20人ほどの団体さんがストレッチを始めている。

505歩き始め。テント道具一式は置いていく。Tシャツ+雨具上。森の中ひとり歩く。横岳はガスの中。

535行者小屋(標高2340m)。ノートがない。落とした。

曇、風なし、11℃。フリースを雨具の下に着る。

横岳も赤岳も見えない。西の空には、少し青空も見える。

550地蔵尾根を登り始める。標高差350m、1時間ちょっとかかる計算だ。針葉樹林帯を登る。やがて、森林限界、階段と鎖場。手すりが濡れている。冷たい。手に金属臭が付く。

このガスの中、どこまで行けるだろう。帰ろうかなあ。取りあえず稜線までは行くことにした。

645地蔵の頭(標高2700m)。霧、展望なし、赤岳も横岳も見えない。風あり、8℃、寒い。風はあるのだが、強風というわけではない。どうしようかなあ、帰ろうかな、赤岳だけでも行こうかな。天望荘方面から、何人もの人が来る。半分ぐらいの人は下山していったが、横岳に向かうグループもある。そもそもの計画通り、横岳に行くことにした。大丈夫か、自分。


▲横岳方面への核心。渋滞している。
確かに、ここに初めて時は、絶壁に見えたものだ。

登山道の所どころに花が咲いている。元気づけられる。

「イワベンケイ 岩弁慶」

■被子植物 双子葉類 バラ目ベンケイソウ科

■雄株と雌株がある。

 

「ミヤマキンバイ 深山金梅」

■被子植物 双子葉類 バラ科

 

 

↓今回のお目当ての1つめ

「ウルップソウ」

■被子植物 双子葉類 ゴマノハグサ科

■北海道のウルップ島で発見された。氷河期の生き残り。

■下から順にテッペンまで、花が咲く。

 

「ハクサンイチゲ 白山」

■被子植物 双子葉類 キンポウゲ科

■白いのは、ガクで、5枚~7枚ある。

 


800横岳。霧、展望なし、硫黄岳さえ見えない。風弱、12℃。フリースを脱ぎ、Tシャツ+雨具上になる。

820下山開始。すぐ鎖場。やがて、なだらかな稜線。

↓今回の2つめのお目当て

「コマクサ 駒草」

■被子植物 双子葉類 ケマンソウ科

■北海道のウルップ島で発見された。氷河期の生き残り。

■白いのは、珍しいらしい。

 


硫黄岳山荘まで、ガレ場を下る。山荘前通過。

霧の中、ケルンを頼りに登り返す。ここは足どりが重たくなる所だが、今回は頑張れた。

▲905硫黄岳

登山家の野口さんと、エッセイストの華恵さんがいた。TVの撮影とのこと。華恵さんの文章が好きで、わざわざ彼女の本を購入して読んだものだ。今年の末には、次回作が発刊されるらしい。楽しみ。お二人に、紙切れにサインしてもらった。


一言添えてある所に、彼女の細やかさがうかがえる。
いい人だ。ますます、ファンになった。


野口さんの方から、こんにちわと、声をかけてくれた。いい人だ。

910下山開始。


▲急にガスが切れ、硫黄岳が見えた。
赤岳と横岳は、遂に見えなかった。

頭通過。針葉樹林帯のジグザグの下り。気温が上がってくる。



▲葉の先の新芽の色が違っていて、おもしろい。


▲お花だけでなく、コケ植物にも、目を向けて上げましょう。

1010赤岳鉱泉。晴れ、風なし、18℃。テント撤収。

美濃戸発1500のバスに乗りたい。ここを1200に出れば十分だなと計画していた。5時に歩き始めて5時間で戻って来た、いいペースで歩けた。

1110下山開始。また、10kgに荷物。

1145林道終点(標高1950m)。晴れ、風なし、19℃。1155発。

1225美濃戸。曇、風なし、24℃。山菜きのこそば800円。スイカはまだだって。昼寝。

1345発。昨日の2人組とまた一緒になる。山の話をしながら歩く。

1425美濃戸口。晴れ、風なし。コーヒー400円。

1500バス。60歳台の女性の単独行様にお話をうかがう。来月末に、剱のバリエーションルートに挑戦するそうだ。自分に挑戦するできる人、努力できる人、偉いなあ。

無事下山できた。とても楽しかった。山の神様、ありがとう。
次回もよろしくね。

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