<山へ行こう>

 

八ヶ岳-赤岳

▲概要▲

[ 日時 ] 2012/5/12(土)-13(日)

[ コース ] 美濃戸口1155-1445赤岳鉱泉(泊)605-640行者小屋655-地蔵尾根-815地蔵の頭825-915△赤岳935-文三郎尾根-1050行者小屋1120-1145赤岳鉱泉1245-1350美濃戸1405-1445美濃戸口

[ 天候 ] 晴れ

装備

ザッグ

50リットル オスプレー 赤色

モンベル3000

[ 交通 行き ] 新宿800=スーパーあずさ(指定席)=1005茅野1025~バス~1100美濃戸口

[ 交通 帰り ] 美濃戸口1500~バス~1535茅野1550=あずさ(自由席)=1806新宿

△1日目△

茅野からバス、黄色のたんぽぽが、いろいろな所にかわいげに咲いている。田んぼの土起こしが始まっている。遠くには、白い甲斐駒ヶ岳がきれい。八ヶ岳は、黒色の所どころに白色。

1100美濃戸口(標高1500m)。登山客8人下りた。雪は全くない。カレーうどん800円。1155歩き始め。

去年の10月以来の本格的山行、緊張する、恐い。前後に人影がなく、さみしい。でもいつもの道。

1255美濃戸(標高1720m)。曇、風弱、6℃。東京だと「寒い」けど、ここでは平気。美濃戸山荘は閉鎖中、6月から開くらしい、いつものおばちゃんにも会いたかったけど…。

1255発。いつも初めの数時間は、引き返そう、帰ろうかなと考えている。登山は、自分との戦いだ。弱い自分を見つめつつ歩く。

1340林道終点(標高1950m)。晴れ、風弱、5℃。乾燥フルーツを食べていたら、小さなネズミが、私の周りをチョロチョロしていた。エサをもらえると思っているみたい。あげない。

1350発。山の中の道に入る。雪が少しずつ出てくる。一部凍っていて滑る。

横岳の岩壁が見えだした。また来た。もうすぐ。

1445赤岳鉱泉(標高2220m)。晴れ、風弱、0℃。歩行時間2時間30分。今日はアイゼンを着けなかった。

夕食のみで8500円。フロあり。大部屋10人ほど。食事には20人。ステーキが出た。うれしがる人が多いけど、別になあ…。テント10張りほど。夜、星がきれいだった。寒くて、すぐ小屋に戻った。

△2日目△

515起床。605歩き始め。雪道、アイゼンはまだ。

峠を過ぎ、640行者小屋(標高2340m)。晴れ、風なし、-7℃。寒い、だけど風がなく絶好のコンディション。稜線も風がない感じ。アイゼンを着ける。

地蔵尾根を登ることにした。655発。写真は下りてきてから撮影したもの。



[↑]地蔵尾根上部

雪道を登る。シャーベット状、しまっていて歩きやすい。1歩1歩ゆっくり登る。

森林限界、雪壁、最初来た時は、ここが恐かった。鎖場、雪なし。しばらく、雪なし。お地蔵様にご挨拶。また雪が出てきて、稜線へ。

815地蔵の頭(標高2700m)。晴れ、風弱、2℃。強風でないのは助かる。東側も西側も、赤岳も横岳もよく見える。

ここまで、危険を感じる所はなかった。歩きやすい方だった。だが、無雪期よりは、時間がかかった。

富士山が見える。赤岳は、岩場と雪と半々の感じ。


あんな雪壁を登るのかと不安になる。何度も登っているのだが…。

825発。天望荘を過ぎ、登り道になる。1歩1歩ていねいに登る。疲れも出てきて、足が止まる。ゆっくりゆっくり登る。

915やっと、赤岳(標高2899m)。地蔵の頭から50分かかった。頑張れた。あきらめないでよかった。晴れ、風弱、7℃。だれもいない。360度の展望。


一番奥の白い3つのピークは、左から、
北岳(標高3192m、2位)、
甲斐駒ヶ岳(標高2967m、24位)、
仙丈ガ岳(標高3033m、17位)。


北岳

登頂する人がちらほら、みなうれしそう。

長居はせず、935下山開始。文三郎を下ることにした。

頂上直下2つめの階段の所、下りたら右に折れないといけない。足下がずーと切れていて、雪に埋もれていると、非常に危険で、赤岳一の難所。今回ここには雪がなく、安全に通過できた。すぐ、鎖が続くルンゼ、ここは雪がある。鎖に頼りつつ慎重に下る。1歩間違えたら、100m以上滑って行ってしまうのではないかという所もある。

ルンゼを抜け、少し下って、阿弥陀岳への分岐。この後、幅30cmほどのトラバース気味の長ーい雪道の下り。ここも、最初来た時は、恐かったなあ。

金網の階段、アイゼンが引っかかると、頭からつんのめることになる。この階段も長ーい。森の中に入る。谷筋に出る。

1050行者小屋(標高2340m)。1時間15分で、標高差550mを下ってきた。疲れた。晴れ、風なし、7℃。暑い、薄着になる。

今朝7時頃ここを出て、4時間かかって、ぐるっと一周してきた。そのコースが一望できる。まあ、頑張りました、自分をほめる。あとは、のんびり帰るだけ。美濃戸口からの最終バスは1640、それに間に合えばいい。

1120発。雪道をちょっと登って、そして下り。

1145赤岳鉱泉(標高2220m)。晴れ、風なし、10℃。ビーフカレー800円、おまけで味噌汁つき、おいしかった。屋根のあるスペースで、ちょっと昼寝。

1245発。雪道。時々振り返っては、また来るよ、と、ご挨拶。雪解けの水がいたる所、流れている。新緑がきれい。道が凍っている所もあった。

橋が3つ、木の橋がひとつ、横岳が見える広い所に4つの橋、橋+川沿いの廊下が2セット、最後の橋。

林道終点(標高1950m)通過。雪がない、砂利道を下る。

1350美濃戸(標高1720m)。晴れ、風なし。ここの湧き水がおいしい。水筒に詰める。トイレ100円。美濃戸口でお風呂に入ってゆっくり最終バスで帰ろうと思っていたが、1500発のバスに間に合いそう。

1405発。神奈川県在住の方と、山の話。

1445美濃戸口。晴れ、風なし、17℃。

1500のバス。道路沿いの、黄色いたんぽぽがきれい。村の家の庭には、いろいろな花が咲いている。

1550のあずさ。ひとりビールで乾杯。

久々の本格的な山行、無事帰って来れました、山の神様、ありがとう。また来よう。

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