☆ 数学で使うベクトル、物理で使うベクトル ☆ |
○ 数学で使うベクトルと物理で使うベクトルとは違う ★ |
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2*3=6 6/2=3 3^2=9 1000=10^3=Ten(3) 2021.2.8 |
〓〓〓 数学で使うベクトル、物理で使うベクトル 〓〓〓 ✿ 数学で使うベクトル 大きさと方向を持つ量を考える。矢印でイメージできる。数学で使うベクトルは、自由に平行移動できる。 2つのベクトル <A> , <B> の、成分が等しければ <A>=<B> とする。 また、2つのベクトルの和、スカラーとベクトルとの積などを定義できる。 ✿ 物理で使うベクトル 大きさと方向を持つ量を考えるのは、数学での場合と同じ。しかし、数学で使うベクトルとは、違う。 例えば、2つの力 <F1> , <F2> を考えてみよう。大きさと方向が等しければ <F1>=<F2> としていいのか。力を考えるときに大事な事は、力が作用する点である。どの点にその力が働いているかで、運動に作用する影響は異なる。大きさと方向が等しいからといって、作用点が違うのに <F1>=<F2> と置き換える事はできない。 また、質点1の速度 <v1>、質点2の速度 <v2> を考えてみよう。 物理では、ベクトルを自由に平行移動できない。等しいと置き換えていいのか、吟味する必要がある。和を考えるときも、意味がある量なのかを考えなくてはいけない。非常に制限されたベクトルであると言える。 ★ {物理で使うベクトルは、ベクトルではないと言い切っている資料もある!}{数学で使うベクトルと物理で使うベクトルは違うのだと、ちゃんと教えてくれないから、混乱するのだ!} |
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