お勉強しようUz 数学.確率

2016/5-2013/12 Yuji.W

確率分布.離散量

◎ ごく普通の確率 確率変数 平均 分散 標準偏差 mean variance

◇ ベクトル<A> 縦ベクトル<A) 単位ベクトル<-u> 内積* 外積# 微分;x 時間微分' 10^x=Ten(x) exp(i*x)=expi(x) 共約複素数\z 物理定数.

◇離散量の確率分布◇

◆ 確率変数 k1,k2,… その確率 p1,p2,…

 確率変数の平均 E=k1*p1+k2*p2+…

 確率変数の2乗の平均 E2=k1^2*p1+k2^2*p2+…

 分散 V=(k1-E)^2*p1+(k2-E)^2*p2+…

 標準偏差 σ=root(V)

■【 E と E2 と V 】

 (k1-E)^2*p1=k1^2*p1-2*E*k1*p1+E^2*p1

 (k2-E)^2*p2=…

 V
=(k1^2*p1+k2*^2*p2+…)-2*E*(k1*p1+k2*p2+…)+E^2*(p1+p2+…)
=E2-2*E*E+E^2*1
=E2-E^2

≫ V=E2-E^2 .

{計算例}正四面体のサイコロ

◆ 正四面体のサイコロ 出た目を考える 確率変数 1,2,3,4 確率(どの確率変数でも) 1/4

■ E=1*(1/4)+2*(1/4)+…=(1+2+3+4)/4=2.5 E^2=6.25

 E2=1^2*(1/4)+2^2*(1/4)+…=(1+4+9+16)/4=7.5

 E2-E^2=7.5-6.25=1.25

 V
=(1-2.5)^2*(1/4)+(2-2.5)^2*(1/4)+…
=(2.25+0.25+0.25+2.25)/4
=1.25

 E2-E^2=V

 σ=root(V)=root(1.25)~1.12

{計算例}立方体のサイコロ

◆ 立方体のサイコロ 出た目を考える 確率変数 1,2,…,6 確率(どの確率変数でも) 1/6

● 1^2+2^2+3^2+…+n^2=n*(n+1)*(2*n+1)/6

 1^2+2^2+3^2+…+6^2=6*7*13/6=91

■ E=1*(1/6)+2*(1/6)+…=(1+2+…+6)/6=3.5 E^2=12.25

 E2=1^2*(1/6)+2^2*(1/6)+…=(1+4+…+36)/6=91/6~15.17

 E2-E^2=15.17-12.25=2.92

 V
=(1-3.5)^2*(1/6)+(2-3.5)^2*(1/6)+…
=(6.25+2.25+0.25+…)/6
=(6.25+2.25+0.25)/3
=8.75/3
~2.92

 E2-E^2=V

 σ=root(V)=root(2.92)~1.71

{計算例}立方体のサイコロ2つ◇

◆ 立方体のサイコロ2つ 出た目の和を考える

確率変数

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

場合の数

1

2

3

4

5

6

5

4

3

2

1

確率

1/36

1/18

1/12

1/9

5/36

1/6

5/36

1/9

1/12

1/18

1/36

 E=(2+6+12+20+30+42+40+36+30+22+12)/36=252/36=7

 E2
=(4+18+48+100+180+294+320+324+300+242+144)/36
=1974/36
=329/6
~54.83

 E2-E^2=54.83-7^2=54.83-49=5.83

 V=(25+32+27+16+5+5+16+27+32+25)/36=210/36=70/12~5.83

 E2=E^2+V

 σ=root(5.83)~2.41

◇確率分布-先に○勝◇

◎ 先に○勝したら優勝という場合の確率分布

◆ 2人または2チームA,Bが試合をし、先に n勝 したチームが優勝とする。

1試合でAが勝つ確率 p Bが勝つ確率 q 引き分けはないとする p+q=1

試合数 k でAが優勝する確率 P(k) その合計 ΣP

先に2勝したら優勝

連勝 P(2)=p^2

3試合目で優勝 ABA BAA P(3)=2*p^2*q

 ΣP=p^2+2*p^2*q=p^2*(1+2*q)

★ p=0.6 ΣP=0.648

先に3勝したら優勝

連勝 P(3)=p^3

4試合 AABA など、最後はAが勝たなくてはいけないから、C(3,2)=3_通り P(4)=3*p^3*q

5試合 AABBA など C(4,2)=6_通り P(5)=6*p^3*q^2

 ΣP=p^3+3*p^3*q+6*p^3*q^2=p^3*(1+3*q+6*q^2)

★ p=0.6 ΣP=0.68256

先に4勝したら優勝

連勝 P(4)=p^4

5試合 最後はAが勝たなくてはいけない C(4,3)=4_通り P(5)=4*p^4*q

6試合 C(5,3)=10_通り P(6)=10*p^4*q^2

7試合 C(6,3)=20_通り P(7)=20*p^4*q^3

 ΣP
=p^4+4*p^4*q+10*p^4*q^2+20*p^4*q^3
=p^4*(1+4*q+10*q^2+20*q^3)
.

★ p=0.6 ΣP=0.710208


{まとめ1}  p=0.6 のとき、Aチームが優勝する確率 2試合制 0.648 3試合制 0.683 4試合制 0.710

試合数を多くすれば、少しでも実力があるチームの優勝確率が増す事がわかる

{まとめ2} 先に4勝したら優勝という場合

『先に4勝したら優勝』 2016/2

4試合目で

5試合目で

6試合目で

7試合目で

合計

Aが優勝

p^4

4*p^4*q

10*p^4*q^2

20*p^4*q^3

-

p=0.6 のとき

0.1296

0.20736

0.20736

0.165888

0.710208

Bが優勝

0.0256

0.06144

0.09216

0.110592

0.289792

合計

0.1552

0.2688

0.29952

0.27648

1

6試合で決着がつく確率が最も高いのだが、5試合目~7試合になる確率とそんなに違わない。何試合かかるかは予想しにくいという事。

劣勢のチームが、6試合目、7試合目で優勝する確率も、1割程度ずつある。

  確率分布.離散量  

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