☆ 物理量を複素数で表す ☆ |
○ この世界で測定できる物理量は実数である。なぜ複素数を使って計算してよいのか。 |
A.力学 B.特殊相対性理論,電磁気 C.物理学その他 D.数学,その他 ★ |
2*3=6 6/2=3 3^2=9 1000=10^3=Ten(3) 2021.2.8 |
〓〓〓 物理量を複素数で表す 〓〓〓 ○ 物理量を複素数で表しておいて計算して、計算の結果の実数部分を答えとする。 ▢ 実数 t の実数関数 x,p,q,f xの線型/2階/微分方程式 x;;t+p*(x;t)+q*x=f ① 複素数 z と h を用意する 虚数単位 i 任意の実数関数 y , g z=x+i*y h=f+i*g zの線型/2階/微分方程式 z;;t+p*(z;t)+q*z=h ② ※ y , g は、②が解きやすいように適当に定める。 ■ ①の代わりに②を解いて z が求まったとしよう。 (x+i*y);;t+p*[(x+i*y);t]+q*(x+i*y)=f+i*g 実数部 x;;t+p*(x;t)+q*x=f 虚数部 y;;t+p*(y;t)+q*y=g 実数部は、①そのものである。複素数 z を使って解いたものの実数部を求めると、元の方程式の解となる。 ★ ただし、それは、元の方程式が線型であるからである。x^2 , (x;t)^2 などがない方程式であるからである。線型の方程式では、「重ね合わせの原理」が成り立つ。{便利さだけを言う参考書が多いが、ファインマンは、どうしてそれでいいのかを、ちゃんと言っている。さすが、ファインマン!2012/12} |
〓〓〓 f0*cos(w*t+α) の置き換え 〓〓〓 ◇ 虚数単位 i 指数関数 e^(i*x)=exp(i*x)=expi(x) ▢ 実数 t の実数関数 f0*cos(w*t+α) 実数定数 f0 , w , α 複素数関数 f0*expi(w*t+α) ■ [f0*expi(w*t+α) の実数部]=f0*cos(w*t+α) だから、 f0*cos(w*t+α) の代わりに f0*expi(w*t+α) を使う事ができる。 そのとき f0*expi(w*t+α)=f0*expi(α)*expi(w*t) f0*expi(α)=z0 と置けば f0*expi(w*t+α)=z0*expi(w*t) すなわち、実数関数 f0*cos(w*t+α) の代わりに、複素関数 z0*expi(w*t) を使う事ができる。 ★ {このあたりの事が全然わかってなかった!2021.2} |
〓〓〓 2乗平均 〓〓〓 ▢ 実数 t f=cos(w*t) z=expi(w*t) zの複素共役 z!=expi(-w*t) 平均を Avg{} で表す ■ f^2=cos(w*t)^2=[cos(2*w*t)+1]/2 Avg{cos(2*w*t)}=0 Avg{f^2}=1/2 一方 z*z!=expi(w*t)*expi(-w*t)=expi(w*t-w*t)=expi(0)=1 Avg{f^2}=z*z!/2 ★ |
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