☆お勉強しようUz☆ 数学.図形

2016/8-2012/11 Yuji.W

放物線☆

◎ parabola

◇ ベクトル<A> 縦ベクトル<A) 単位ベクトル<-u> 内積* 外積# 微分;x 時間微分' 10^x=Ten(x) exp(i*x)=expi(x) 共約複素数\z 物理定数.

◇放物線の焦点◇

◆ 放物線 y=a*x^2 上の任意の点 P に対して、

Pから 点(0,F) までの距離と、Pから 直線 y=-F までの距離が等しくなる、F がある。F の値を求めよう。

■ P(x,y) y=a*^2 x^2+(y-F)^2=(y+F)^2

 x^2=4*F*y F=x^2/(4*y)=x^2/(4*a*x^2)=1/(4*a)〔焦点

放物線 y=a*x^2 点 (0,1/(4*a)) 直線 y=-1/(4*a)


◎ 放物線の形の鏡を作る。放物線の対称軸に平行な光線を鏡に当てると、反射し、1点に集まる。〔

◆ 放物線 y=a*x^2 上の任意の点 P(X,Y) ただし、0<x とする

点Pを通り、放物線に接する直線とy軸との交点 Q 焦点 F(0,1/(4*a))

■ PF=QF が成り立てば、図形の性質より、光が1点に集まることがわかる。

直線PQ y-Y=2*a*X*(x-X)

x=0 として、Qのy座標を求めて y=Y-2*a*X^2=a*X^2-2*a*X^2=-a*X^2

 PF^2
=X^2+[a*X^2-1/(4*a)]^2
=X^2+a^2*X^4-X^2/2+1/(16*a^2)
=a^2*X^4+X^2/2+1/(16*a^2)
=[a*X^2+1/(4*a)]^2 PF=a*X^2+1/(4*a)

 QF=1/(4*a)+a*X^2=a*X^2+1/(4*a)

 PF=QF ∠FPQ=∠FQP 』

◇相似◇

◎ グラフを拡大する

■ 半径1の円 x^2+y^2=1 円を2倍に拡大する。拡大された円の座標を、X,Y とすれば、

 X=2*x Y=2*y (X/2)^2+(Y/2)=1 X^2+Y^2=4

半径2の円ができた

◎ 放物線のグラフは、すべて相似{!}〔

◆ 放物線 y=a*x^2 を、a倍に拡大すると、y=x^2 に重ね合わすことができる。

■ 拡大された放物線の座標 X,Y とすると、

 X=a*x Y=a*y Y/a=a*(X/a)^2 Y=X^2 』

◇放物線の接線のy座標◇

■ 放物線 y=a*x^2 上の任意の点(X , a*X^2)での接線

 y-a*X^2=2*a*X*(x-X) y=2*a*X*x-a*X^2

 y切片は y=-a*X^2

 接点のy座標=接線のy切片と原点との距離  {おもしろいなあ!2013/10}

◇原点からの距離◇

◎ 放物線上の点と、原点との距離について考えよう。

■ 放物線 y=x^2-1 放物線上の点 (x,y)

原点から、放物線上の任意の点までの距離 r

 r^2=x^2+y^2=(y+1)+y^2=(y+1/2)^2+3/4

x=(+-)*root2/2 , y=-1/2 のとき 最短距離 r_min=root3/2

その点の放物線の傾き (+-)*root2
その点と原点を結ぶ直線の傾き (+-)*root2/2

▲ 2本の直線は、垂直に交わる{おもしろい!2013/10}

■ 放物線 y=x^2-c a>0 c>0 放物線上の点 (x,y)

原点から、放物線上の任意の点までの距離 r

 r^2=x^2+y^2=(y+c)+y^2=(y+1/2)^2+c-1/4

x=c-1/2 , y=-1/2 のとき 最短距離 r_min=root(c-1/4)

ただし、c<1/4 のとき 最短距離 r_min=c=放物線の頂点と原点との距離

■ 放物線 y=a*x^2-c a>0 c>0

原点から、放物線上の任意の点までの距離 r

 r^2=x^2+y^2=(y+c)/a+y^2=[y+1/(2*a)]^2+(4*a*c-1)/(4*a^2)

x=root(a*c-1/2)/a , y=-1/(2*a) のとき r_min=root(4*a*c-1)/(2*a)  

ただし c<1/(2*a) のとき r_min=c

その点の放物線の傾き (+-)*2*root(a*c-1/2)
その点と原点を結ぶ直線の傾き (+-)*1/[2*root(a*c-1/2)]

▲ 2本の直線は、垂直に交わる{おもしろい!2013/10}

◇パラボラアンテナ◇

■ パラボラアンテナ 放物線 y=a*x^2 を、y軸を軸として1回転させてできた、ボールペンの先のような丸い形。これに、上から平行光線を当てる。

@光は、すべて1点(焦点)に集まる。

A焦点までに進む距離は、どの平行光線でも等しい。
平面波は同時に、焦点に集まる

{証明} 放物線上の任意の点 P(a,a*X^2) 焦点 F(0,1/(4*a))

点 P を通り、y軸に平行な直線 L
直線 L と、直線 y=-1/(4*a) との交点 Q
直線 L に、PQ=PR となるような点 R をとる。Rのy座標 > Pのy座標

 |PQ|^2=|PR|^2=[a*X^2+1/(4*a)]^2=a^2*X^4+X^2/2+1/(16*a^2)

 |PF|^2=X^2+[a*X^2-1/(4*a)]^2
=X^2+a^2*X^4-X^2/2+1/(16*a^2)=a^2*X^4+X^2/2+1/(16*a^2)

したがって、PQ=PR=PF △PRF は二等辺三角形 ∠PRF=∠PFR

PQ=PR より R(X , 2*a*X^2+1/(4*a)) になるから、

 直線 RF の傾き=2*a*X^2/X=2*a*X

ところが、点 P における、放物線の傾きは 2*a*X であるから、
点 P での放物線の接線と、直線 RF は、平行になる。

平行であること、△PRF は二等辺三角形であって、∠PRF=∠PFR であることを使えば (直線RPが接線と作る角度)=(直線PFが接線と作る角度) となって、
光線RPは、放物線の接線で反射し、点 F に達する。@の証明』

跳ね返ったあとの距離 PF は、PF=PQ だから、
 RP+PF=RP+PQ=RQ
y軸に平行に入射した光はすべて、点 F に達する距離は等しい。Aの証明』
{1点に集まることは知っていたが、その距離が等しくなるのは、知らなかった。おもしろいなあ!}

◇放物線の曲率半径◇

◇ radius of curvature

◆ 放物線 y=x^2 x=0 での曲率半径 Rc

x=0 での放物線の接線に垂直で、その接点を通る直線 L=y軸

微少量 h に対して x=h での同様な直線 Lh

■ x=h での接線の傾き 2*h だから、

 Lh y-h^2=-(x-h)/(2*h) ⇒ y=-x/(2*h)+h^2+1/2 ⇒ y=-x/(2*h)+1/2

2直線 L , Lh の交点

x=0 y=1/2

接点(0,0) 交点(0,1/2) Rc=(その2点の距離)=1/2 


◆ 放物線 y=x^2 x=1 での曲率半径 Rc

x=1 での放物線の接線に垂直で、その接点を通る直線 L

微少量 h に対して x=1+h での同様な直線 Lh

■ x=1 での接線の傾き 2 だから、

L y-1=-(x-1)/2 ⇒ y=-x/2+3/2

Lh y-(1+h)^2=-(x-1-h)/[2*(1+h)] ⇒ y=-x*(1-h)/2+3/2+2*h

2直線 L , Lh の交点

 -x/2+3/2=-x*(1-h)/2+3/2+2*h

 x=-4 そのとき y=7/2

まとめると 接点(1,1) 交点(-4,7/2)

 Rc=(接点と交点との距離)=root[5^2+(5/2)^2]=5*root5/2 


◆ 放物線 y=a*x^2

■ 放物線 y=x^2 を 1/a 倍すると、放物線 y=a*x^2 に合同になるから、

x=0 で Rc=1/(2*a) x=1/a で Rc=5*root5/(2*a) 

「放物線の曲率半径」 2015/6

■ 放物線 y=a*x^2 の頂点での曲率半径 Rc=1/(2*a)


◆ 放物線 y=a*x^2 x=X での曲率半径 Rc

x=X での放物線の接線に垂直で、その接点を通る直線 L

x=X+h での同様な直線 Lh

■ x=X での放物線の接線の傾き 2*a*X だから、

 L y-a*X^2=-(x-X)/(2*a*X) ⇒ y=-x/(2*a*X)+a*X^2+1/(2*a)

同様に Lh y=-x/[2*a*(X+h)]+a*(X+h)^2+1/(2*a)

2直線 L , Lh の交点

 -x/(2*a*X)+a*X^2+1/(2*a)=-x/[2*a*(X+h)]+a*(X+h)^2+1/(2*a)

 x/[2*a*(X+h)]-x/(2*a*X)=a*(X+h)^2-a*X^2

 左辺=[x/(2*a)]*[1/(X+h)]-1/X]=-h*x/[2*a*X*(X+h)]

 右辺=a*h*(2*X+h)

 -h*x/[2*a*X*(X+h)]=a*h*(2*X+h)

 x=-2*a^2*X*(X+h)*(2*X+h)

h->0 で x=-4*a^2*X^3 そのとき、

 y=2*a*X^2+a*X^2+1/(2*a)=3*a*X^2+1/(2*a)

まとめると 接点(X , a*X^2) 交点(-4*a^2*X^3 , 3*a*X^2+1/(2*a)) 

  放物線  

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