生物 2011 Yuji.W

◇日本人のルーツ◇

◎ 日本人のルーツを、Y染色体、ミトコンドリア、血液型から探る。

Y染色体

■ 父親のルーツがわかる。日本人の父親は、モンゴル人に最も近い。次に、韓国人や中国人と近い。しかも、かなり長い間、大陸的な特徴を維持してきている。(2011/6 東京科学博物館)

ミトコンドリア

■ 母親のルーツがわかる。日本人の母親は、韓国人や中国北東部の人たちに近い。(2011/6 東京科学博物館)

O型族が日本へ

1. 10万年にアフリカからアジアへ、ヨーロッパへホモ・サピエンスが歩き始めた頃、インドネシアあたりでは、氷河期のため海面が下がり、スンダランドという小大陸があり、そこにも移住し、ワジャク人となった。竹の原産地であって、竹で作ったいかだで川を行き来した。

2. 氷河期が終わり、海面があがり、スンダランドが小さくなって行く。しかたなく、丸ノミ石で木をくりぬき、丸木舟を作り、海へ出ていく。幅200km、深さ1kmの海の中の巨大な流れ、黒潮に乗って、18000年〜16000年、沖縄にたどりつき港川人となる。沖縄は食料が豊富ではなかった。黒潮の流れの変化もあり、12000年頃南九州へ流れつく。

3. 南九州は、シイなどの照葉樹林帯であり、木の実が豊富であった。そこに定住し集落を作った。
9500
年、上野原遺跡では、木の実だけでなく、ヒエ・ハトムギ・アワなどの雑穀も食べていた。
7500
年の壺型土器が見つかっている。

4. 血液型O。基本的な身の回りの単語を導入した。

5. 南九州から四国・紀伊半島・関東に移っていく者もいた。

6. 6300年頃、南九州では大規模な海底火山の噴火があり、廃墟となった。

B型族が日本へ

1.  23000年、シベリアのバイカル湖付近に定住し、ブリヤート人となる。
シベリアは、氷河期ではあるが、短い夏があり、氷が溶け、草原ができ、マンモス・ライオン・サイ・トナカイなどの大型動物がいた。その大型動物を、みんなで協力して狩りをした。他の季節は、氷と雪に覆われ、トナカイの皮で作った、インディアンのテントのようなものに住んでいた。
石をたたき割り整形し、まずくさび型にする。縁に棒をあてハンマーでたたくと、薄い石器ができる。細石刃(さいせきじん)と言う。長さ23cm、幅5mm、厚さ12mmという大きさだ。細石刃を角でできたやりの先の両側にたくさん取り付ける。

2.  20000年、最寒冷期になり、シベリアに短い夏がなくなり、大型動物がいなくなった。移動を始める。 日本へ、中国へ、北アメリカへ移る。

3.  14000年、サハリン経由で北海道に移住した。

4.  朝鮮半島に移住した者が、12000年、さらに、日本へ移住した。

5.  最寒冷期のあと、温暖化が始まり、針葉樹林帯だった日本は、広葉樹林帯へと変化し、大型動物が減り、鹿・たぬきなのど小動物が増える。食料が減る。12000年、動物の毛を混ぜた土で薄手の土器を作り、どんぐりを煮て渋みを取ることを覚え、食料にした。

6.  血液型B。「主語+目的語+述語」という文法を導入した。末っ子が、相続する。馬に乗る。鉄の採用が早かった。

日本人のルーツ

<参考>「Newton別冊血液型、海流で探る日本人のルーツ」竹内均

 *24000年 沖縄 最古の日本人 (2011/11)

[1]20000年 東南アジアから O型 南方系モンゴロイド(古モンゴロイド)

身長が低い。ナイフ型石器、基本的単語。

[2]14000年 バイカル湖から サハリン経由 B型 ブリヤート人

身長が高い。細石刃。北海道へ。

 *12600年 福井県 ウルシ (2011/11)

[3]6000年 中国華南地方から A型

6000〜5500年 富山市 縄文時代期 身長170cm超 (2011/07)

照葉樹林帯文化

[4]5000年 華北・朝鮮半島から 渡来系弥生人

[5]2500年 江南から 水稲耕作技術

 *2400年 奈良県御所市 弥生時代前期 水田跡 (2011/11)

[6]その後も、朝鮮、中国、西アジアからも移住があった。

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