地球

2014/6 Yuji.W

◇地球の内部構造◇

◇地殻◇

■ 厚さ6km〜60km

主に、大陸では花崗岩

海では玄武岩

マントルとの境目を、「モホロビッチ不連続面」と言う。

◇マントル◇

■ 地殻の下、厚さ2900km。地球の中心から3500km〜6400km。

主に「かんらん岩(主に、鉄、マグネシウム、ケイ素、酸素)」でできているが、深くなるにつれて、圧力と温度は高くなり、相転移を起こし、不連続面がある。

地殻を含む最上部(厚さ60km〜100km)を「リソスフェア」と言い、固く、これが、プレートとなっていて、年間5cm〜10cm程度移動する。そのリソスフェアの下部に、アセノスフェア(厚さ100km〜200km)があって、部分的に融けていて、流動性がある。

■ スーパープルーム

核から地殻まで達する(2900km)、直径数千kmの巨大なマントルの上昇流および下降流。

水がマントルに含まれると、柔らかくなり、動きが生まれる。2億年周期で、プルームの場所が変わる。

上昇流(hot plume) =>  太平洋中央部、アフリカ大陸下(2億5000万年前〜)

下降流(cold plume)=>アジア大陸下、大西洋

アジア大陸周辺のプレートは、アジア大陸に集まるように動いている。

プレートは海溝から沈み込むが、深さ670kmの地点で相転移が起こり、そこで一端停滞する。ある程度たまると、一気に落ち込み始め、cold plume となる。

◇核◇

■ マントルの下、地球の中心から〜3500km。主に、鉄とマグネシウムでできている。

中心は、6000℃。

2層に分かれ、内核(〜1300km)は個体、外核(1300km〜3500km)は液体。外核の動きによって、地磁気が生まれている。

◇熱源◇

◎ 熱源は2つ。放射性物質の崩壊による熱と、地球ができたときの重力エネルギーだ。

単位は、兆ワット

地球の内部からの熱 44

放射性物質 21

重力エネルギー

23

ウランとトリウム 17

カリウム 4

地殻から

7

マントルから

10

核から

0

◇ 2011年、放射性物質が崩壊する時に出てくる、反ニュートリノを観測して、マントルからのウランとトリウムによる熱量がわかった。地殻からの分、カリウムによる熱、重力エネルギーはわかっていた。

◇ 放射性物質の半減期

ウラン 原子番号92 半減期45億年
 地球ができて現在までで、ほぼ半分になった。また半分ある。

トリウム 原子番号90 半減期140億年
 宇宙ができて現在までで、やっと半分になった。

カリウム 原子番号19 半減期12億年
 地球ができて現在までで、ほぼ1/16になった。まだまだ残っている。

★ お勉強 地質構造 

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